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横浜 リフォーム|街の景観とリフォーム|(株)アリとキリギリス 

投稿:常田 豊

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街の景観とリフォーム・・・

 

最近、横浜の住宅地の街並みの色合いが

変わってきたなと感じています。

 

私は東京から横浜に移り住んで43年が経ちます。

その頃、分譲地の大型開発が始まり、

 

山を崩しどんどん宅地造成工事が

行われていました。

 

そうした分譲地も今は落ち着いた

良い雰囲気の街並みになっています。

 

ところが最近、そのような住宅地に

間口が狭く細長い小型でカラフルな

 

住宅が長屋のように何棟も建っている

景色を見かけます。

 

個人の好みはあるでしょうが、私にはあまり

良い街の景色に思えません。

 

なにか薄ペラな感じがして街全体として

もったいない感じがしてしまいます。

 

せっかく庭のあるいい街並みが出来てきたのですから、

その良さを保ちながら

 

若い人達も一緒に住める街づくりを

しなければいけないと思います。

 

 

 

 

 

1.リフォームで若い人達も庭のある住宅に住みましょう・・・

 

古い街にも若い人達が移り住んで頂かなくては、

街も活気がなくなり老人の街になってしまいます。

 

その為には若い人達が移り住める環境を

作らなければいけません。

 

しかし、現実の問題として経済的に若い人が

庭のあるような家を購入できない

 

と言う事になると、前述したような60坪の土地を

2分割して、敷地30坪建物床面積30坪、

 

販売価格3800万円と言った建て売り住宅が

売れるのも良くわかります。

 

仮に敷地60坪の土地に、築40年の

木造2階建て30坪の建物が付いている

 

物件が3000万円で購入出来たとしたら、

800万円の予算で水回りと内装など

 

気になる部分だけをリフォームして、

新築物件と同価格の総額3800万円で

 

庭のある家を入手すると言う選択肢も

有ると思うのです。

 

 

 

 

2.狭小住宅の功罪・・・

 

敷地を2分割して2軒分の新築の

住宅を建てると言うのは確かに

 

『新築の戸建て住宅』に住みたいと

お考えの方にはとても良い住宅だと

思いますが

 

このような家の作り方を続けていると

日本の家は又、昔のように狭小住宅に

なってしまいます。

 

横浜も中区、西区などの都市部分は

別ですがアリとキリギリスのある港南区や

 

周辺の区ではまだまだ緑も多く郊外

という趣の住宅地が多くあります。

 

そのような地域では『庭のある住宅街』は

大きな価値がありしっかり残すべきだと

私は考えています。

 

歩くのには少し大変ですが横浜は山坂が

非常に多く変化に富んだ景色が楽しめます。

 

坂の上から富士山が見えたり、海が見えたり、

春はそこいら中で桜の花が楽しめたり

 

東京ではめったに味わえない眺望を味わうことが出来ます。

 

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余談になりますが、私は東京の北千住と言う

下町育ちで隣の家との境もどこだかわからないような、

 

もちろん門塀が有り、庭のある家は本当に

希にしか見ることが有りませんでした。

 

大学を卒業して横浜に来て設備関係の仕事で

現場を回っていた時でしたが、南面に少し下り気味の

 

大きな分譲地内で芝生を張ったお庭に

デンギー(小型ヨット)が置いてあり、

 

そこでご主人が短パンで芝刈りをしていた姿を

あこがれを持って眺めていた記憶があります。

 

 私はその時に横浜って良い所だなと

つくづく感じました。

 

そのような魅力的な生活をこれからの

若い人達にも楽しんでもらいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

3.庭付き戸建て住宅とマンションを使い分ける・・・

 

環境の保全を考えると立地条件によっては

住宅地を一定面積以上に保つと言う強い

規制があっても良いと思います。

 

場所によっては住民協定などによって

行われているようですが、もう少し強い規制も

考えるべきではないでしょうか。

 

日本の場合にはあまり厳しい開発の規制が

ない為でしょうか、駅の近くに戸建て住宅が

 

あったり、郊外にマンションがあったりして

街が混沌としている様に感じます。

 

私は駅の近くはマンションにして、郊外は

庭付きの戸建て住宅にする。

 

と言うような住み分け基準みたいなものを

決めても良いのではないかと思います。

 

子育てをしている間は庭のある家で

庭遊びをさせて過ごし、子供が大学に

 

行くようになったら駅の近くのマンションに

移り住むと言うように自分の生活に合わせて

 

『積極的に移り住む』と言う考え方を

持つ事でもっと有意義で自由な生活を

楽しめるのではないでしょうか。

 

住まいはあくまでも生活の『いち空間』に

過ぎない、その家に住むのではなく、

 

その空間に住むと言う考え方で、

少し遊牧民的な感覚です。

 

そうすることで、日本人の持つ土地に

しがみつくと言う自由さの無さが、

 

少し改善されるのではないでしょうか。

あっちに住んだりこっちに住んだり

楽しそうではないですか!

 

 

 

 

4.景観リフォームで住宅地の価値を向上させる・・・

横浜には色々な意味で人気のある街が

沢山あります、山手が良いとか、たまプラザが

 

良いとか、そのような人気の街もやはり良い

雰囲気の街並みや景観があるように思えます。

 

しかしながら人気の横浜もこれからは

人口減少が進む事は間違いないでしょう。

 

既に空きや率が10%を超しているとも

聞いています。

 

その時に歯抜けの街やスラム化するかどうかは、

今、お住まいの皆さんが意識をもって街づくりを

するかどうかに依るのでしょう。

 

住民みんなが気持ちの良い街を目指し、

各々の家をこぎれいにし、外壁など外観を

 

リフォームする際には廻りの景観の事も

よく考える事で『住みたい街』として

人気も出るのだと思います。

 

 

 

 

5.家の個性と地域の個性・・・

たまに地方に行く事があるのですが、

地方の街並みに忽然としてテレビで

 

よく宣伝を見る大手プレファブメーカーさんの

家が建っている景色を目にすることがあります。

 

個人的な感想ですが、『合わないな~』と

思います。

 

私は地方は地方らしさを保ちつつ少しずつ

変わっていって欲しいと思っています。

 

お店もそうです、東京や横浜でよく見る

看板が大変多くあります。

 

又、コンビニも多く目立ちます。

これではいずれ日本中の街並みは

 

皆同じになってしまい、地方に行く

おもしろさが失われてしまいます。

 

横浜は横浜らしく、長野は長野らしいと

言う方がおもしろいのではないでしょうか

皆様はどう思われますか?

 

現在の日本の家屋のデザインの

多さには大変驚かされます。

 

私の勝手な考えですが、本来住宅は

その地方で入手出来る素材を中心に

 

作られていたはずで、『地産地消』の

代表みたいな物だと思うのです。

 

その地方で取れる材料を基本にしていたので、

その地方固有の材料によって

 

屋根や壁が作られ、その為に屋根の色や

形状、壁の素材感が似た感じになり、

 

建物が群をなした時に見事な景観を作り、

それが街の個性になり『らしさ』を

醸し出していたのだと思います。

 

行ったことはないのですが、ヨーロッパの

海沿いの景色に出てくる、オレンジの瓦と

 

白塗りの外壁の街並みや、合掌造りで

有名な白川郷などもその部類だと思います。

 

建物は似ているかも知れないですが

それが群をなした時に個性が表れる

と言うのが街の個性なのだと思います。

 

南フランスギリシャ

 

横浜でも最近は数あふれる工場生産の

建築部材で色々なデザインの家が

 

建てられているので、ややもするとばらばら感の

方が強なり横浜らしさが無くなっているようにも

思えて残念です。

 

屋根や外壁のリフォームを行う際には、

『自分の家としての色を考える』と同時に、

 

『自分の街としての色を考える』という観点を

持って頂ければ良いわけです。

 

このように住んでいる人が互いに街に対しての

高い意識を持つ事で環境や景観が良好に守られ、

 

その街、住宅地の人気も高くなり資産価値も

上がってくると思います。

 

本来、日本の家や街並みは今のように

アメリカンナイズされたものよりも、少し落ち着いた

 

感じのややヨーロッパ的な住まい方、生き方の方が

似合っている様に私は感じています。

 

これからの若い人達にはこんな感覚を持って頂き、

家造り、街づくりに興味と意識をもって頂ければ

幸いだと思います。

 

最後までお読み頂き大変ありがとうございました。

 

 

2級建築士

一級管工事施工管理技士

マンションリフォームマネージャー

(株)アリとキリギリス

代表取締役 常田 豊

 

記事タグ:街の景観とリフォーム

 

 

 

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