長年マンションに住んでいると、「シャワーの水が止まりづらい」「給湯器の音が気になる」など、様々な問題が発生します。
その際、「修理か?交換すべきか?」「どこに依頼すればよいのか?」など悩むことがありますね。
今回は、マンションで起こる不具合とそんなお悩みに対する適切な対応方法について解説します。
■住まいの修理や機器交換リフォームのタイミング
マンションは築年数が経過すると、特定の不具合が発生しやすくなります。弊社の「住まいのリフォーム年表」では、経年変化を10年単位で整理しています。

- ①築10年:ふろ給湯器などの機器が寿命を迎える
※5年ほどで消耗部品の交換が必要な場合もあり



②築20年:前回交換した機器が再び寿命を迎える
- ③築25~30年:キッチンや浴室など、住まいの主要設備が寿命を迎える
※この時期はマンション全体でリフォームが活発になる - *築25~30年のタイミングで全体的なリフォームを行うことで、その後も長期間快適に暮らせるようになります。


■水回り機器の修理・交換はどこに依頼すれば良いか?
【 修理 】水回り機器は5~7年ほどで消耗部品が故障することがあります。
生活に密着しているため、故障すると大きな支障が出ます。修理はメーカーに直接依頼するのが基本です。
メーカー名を確認したら、インターネットで検索し、「修理相談」や「お客様相談窓口」の電話番号を探して問い合わせてみましょう。
メーカーの修理受付センターに連絡し、不具合を説明すると適切な対応をしてくれます。国産メーカーの機器であれば、確実に対応してくれます。
【 交換 】 機器の交換の目安は約10年ですが、機器によっては8年ほどで交換が必要になる場合もあります。寿命にはバラつきがあり、長持ちするものは15年程度持つこともあります。
交換はメーカーではなく、リフォーム会社または専門業者に依頼します。近年では「交換できる君」や「キンライサー」など、機器交換を専門に扱う業者が増えています。トイレ交換に特化した業者もあるため、インターネットで調べてみるのもおすすめです。
業者選びの際、技術的には大きな問題はないことが多いですが、適切な代替機器の選定が重要です。この点をしっかり確認し、納得のいく交換を依頼しましょう。
【 その他の修理対応 】 ドアの開閉が悪くなったり、排水が詰まった場合どの業者に依頼すればいいか迷うこともあります。
弊社ではこうしたお問い合わせを受けた際、近くの大手ホームセンターを案内しています。実際に依頼したお客様から「思った以上に対応が良かった」という声を多くいただいています。
まずは電話で相談し、解決策を探してみるのも一つの方法です。
・・・まとめ・・・
かつてはリフォーム業者が修理や機器交換まで幅広く対応していましたが、最近は機器の複雑化や業界の人手不足などにより、修理・交換の対応が難しくなっています。
弊社ではリフォームをご依頼いただいたお客様に限り、アフターサービスとして修理・機器交換も対応しておりますが、新規お客様の修理・交換のみのお話しはお断りしています。
近年、”機器交換専門業者”がリフォーム業界に参入し、修理や交換の利便性が向上しています。これは生活者にとってメリットのある変化ですが、一方ですべてのリフォームを”機器交換専門業者”が対応できるわけではない点に注意が必要です。
高度な技術や設計が必要なケースでは、”建築知識を持つ経験豊富なリフォーム業者”に依頼するのが確実です。
そして、信頼できる業者と出会った際は、その関係を大切に継続してください。そうすれば、住まいに関する悩みをすべて相談できるようになり、安心して暮らせます。
最後までお読みいただき有難うございました。ぜひ参考になさってください。
アリキリリフォーム株式会社 代表取締役 常田 豊 2級建築士
こちらの内容をYouTubeでも解説しています。
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