戸建て 外壁塗装5つのポイント!費用や外壁材の種類・リフォーム会社に依頼するメリットとは?

外壁の汚れや傷みは、単に外観の印象を悪くしているだけでなく、お住まいを雨風から守れなくなっているサインです。「昔よりも色褪せてきた」「カビや苔のようなダメージが出てきた」など、外壁の汚れが気になって外壁塗装を検討する方も多いのではないでしょうか。

外壁塗装は、見た目の美しさを取り戻すと同時に、住まいを守るために必要なメンテナンスで定期的に行うことが大事です。

一戸建ての外壁材の種類はたくさんあり、それぞれ特徴や補修方法が違います。お住まいに合った外壁塗装をするため、今回は外壁材の種類や検討時期、費用のことなどを分かりやすくご説明していきます。

●外壁塗装のタイミングと概算費用、工期の目安について

・外壁塗装を検討するタイミング

日当たりや雨風の受けやすさなど自然環境により一概には言えませんが、外壁塗装を検討するタイミングは一般的には8~10年ほどです。建物の規模や塗料の選び方で費用は変わるものの、付帯部(木製窓枠、戸袋、雨戸など)の塗分け部分が多い築年数が古い建物は費用が高くなるでしょう。

また、お客様のなかには「サイディングは塗装がいらない」とお考えの方もいらっしゃいますが、基本的にサイディングは塗装が必要です。

サイディングの場合、ボード同士の目地に充填されているゴム状のシーリング材が築5年を過ぎると劣化してきます。そのため、外壁塗装の際にはシーリング材の打ち替えも必要で、その分費用は高めになります。

また、“今回の塗装”から“次回の塗装”までの期間が長いと塗装面だけでなく、下地材も劣化します。下地まで一新するために、張り替えしなければならないこともあります。

・屋根の塗装について

戸建て住宅の屋根材にはコロニアル(スレート)や金属屋根などさまざまな種類がありますが、外壁と同様、塗装が必要です。

外壁塗装も屋根塗装も「足場設置」をして作業を行います。費用と手間を一回で済ませるには、外壁塗装と屋根塗装をセットで検討しましょう。

また、塗装が不要な和洋瓦ですが、漆喰の剥がれや棟のゆがみなどのメンテナンスは必要です。

外壁塗装のときには、足場が必要となる工事を一緒にやることをおすすめします。

●外壁塗装の概算費用とおすすめ塗料、工期の目安

外壁塗装費用は、塗料の種類、塗装面積などに左右されますが目安としては「延床面積100㎡・シリコン塗料」で100万円ほどです。屋根も一緒に塗装すれば138万円くらいでしょう。
シリコン塗料よりもグレードが低いウレタン塗料なら少し価格をおさえることができます。

ただ、塗装費用は「塗料」よりも、足場設置や施工費用の比率が高いです。塗料のグレードを下げても極端に安くなるわけではなく、逆に耐久性が低く、次回のメンテナンス時期が早まることになるでしょう。ウレタン塗料よりも耐久性が高いシリコン塗料がおすすめです。

また、外壁と屋根のどちらも塗装した場合、7~10日程度が工期の目安とお考えください。

●外壁材の種類と特徴、おすすめの補修方法

外壁材は種類ごとに特徴や補修方法も異なります。適切なメンテナンスをするには、基礎的なポイントをおさえておくと安心です。

・外壁材の種類

1)モルタル左官仕上げ+塗装
「セメント・砂・水」を混ぜ合わせ、左官職人の手作業で仕上げる外壁です。シンプルながらにも味わいがあり、かつては住宅の外壁材として人気がありました。

モルタルは汎用性が高く、最初の施工さえ問題なければ、その後の補修は塗装メンテナンスを繰り返すことで寿命は延びます。

2)塗り壁(外壁用の塗り壁材)
下地に自然素材の塗り壁材を用いて、左官職人がコテや刷毛、ローラーなどで模様を施していく外壁です。デザインの意匠性が注目され、近年人気があります。

熟練した職人によりしっかり施工されていれば、その後は定期的な塗装により耐久性を保てます。

3)サイディング張り
工場生産で安定の品質、デザイン豊富、施工が簡単という特徴から、現在日本でのシェア率が高いのがサイディングです。

ただ、部分的に張り替えが必要なとき、同じ製品がすでに生産中止で補修が難しくなることもあります。

4)タイル張り
タイル張りの外壁は、重厚感のあるデザインと耐久性の高さが特徴です。最初の施工が適切にされていない場合、剥離が起こって部分的な補修が必要になります。しかし、古くなるほどに同製品がなく、色や柄、サイズが異なることがほとんどです。

サイディングが傷んでしまった場合の当社おすすめの補修方法

現在、最も普及しているサイディングですが、傷んだときの補修に困った場合、当社では「モルタル塗りへの変更」をおすすめしています。ダメージのひどい部分だけを解体し、見切りを入れてモルタル塗りを施します。

古くなった建材に関しては「同製品がない」という問題が起こりますが、モルタル塗りなら左官職人の腕があればいいので、時代を問わず施工ができます。

また、サイディングやタイルは、目地のコーキングが剥がれて隙間ができると雨水が浸水して、住まいの建材へ影響が見られるようになります。最低でも10年ごとのコーキングの打ち替えが必要です。

サイディングのお住まいの場合、10年を目安に塗装とコーキングの打ち替えをおすすめします。

●リフォーム会社に外壁塗装を依頼するメリット

塗装工事と言えば「塗装業者」が頭に浮かびますが、リフォーム会社でも外壁リフォームができます。リフォーム会社ならではの強みが「10年に1度の住まいの健康診断」です。外壁や屋根の点検はもちろんのこと、建物の劣化をプロの観点からチェックします。

10年もメンテナンスをしていない家は、何かしらのリフォームが必要なことも多いです。外壁塗装以外にも不具合があれば、リフォーム会社なら住まいを総合的に修理依頼できます。

●外壁リフォームの5つのポイント

どんなお住まいでも、いずれ外壁リフォームが必要になります。工事内容や外壁材など分からないと決断できずに保留するかもしれません。しかし、タイミングを逃がせばますます劣化が進みます。外壁リフォームを適切なタイミングで行うため、覚えておきたいのが次に挙げる5つの外壁リフォームのポイントです。

1.自分に必要な工事の種類を判断する方法

自分にどんな工事が必要か、「外壁の劣化具合」と「今後、どのくらいの耐久年数を期待するか」で判断しましょう。

外壁の劣化具合は、色褪せや、塗料の顔料が劣化して粉状になる「チョーキング現象」があれば塗装が必要なサインです。さらに劣化が進むと、外壁材の剥離や反り、浮きなども見られます。劣化がひどいと塗装では解決できず、張り替えやカバー工法が必要なケースもあります。

また、現時点でどのくらいお住まいに住み続けるか考えましょう。「子ども達に資産として残したい」「終の棲家にしたい」などの場合、20年も30年も長持ちさせ外壁リフォームを計画すべきです。

2.普段からのメンテナンスを欠かさない

普段から外壁に気を配りましょう。

外壁は、意識しなければ細かい部分にまで目が届きません。色褪せや大きな剥がれなど目立つ劣化は気づきやすいですが、窓枠回りやコーキングの劣化、細かいひび割れ、亀裂はじっくり見なければ見逃します。

普段から外壁の観察をすれば少しの変化にも気づきやすく、ダメージが少ないうちに最低限の工事で済むでしょう。リフォーム費用をおさえることにもつながります。

3.外壁材は長期的な視点で選ぶ

外壁材を選ぶときは、今後の居住計画などを考えた視点で選びましょう。

どんな外壁材でも必ず劣化しますが耐久性が高ければ劣化のスピードは遅いです。結果的に塗装回数もおさえられるため、長期的に考えると経済的なケースがあります。

特に、凍害が起こりやすい寒冷地域や台風被害を受けやすい地域は、耐候性の高いものを選ぶことで傷みが起こりづらく安心感にもつながります。

外壁材を選ぶときには、見た目のデザインや現在の予算などだけでなく、 “耐久性”も意識し長持ちするものを選びましょう。

4.価格だけで業者を選ばない

相見積もりで価格を比較する方も多いかと思いますが、注意したいのが「価格だけで選ばない」ということです。

・相場よりも安い価格を提示しておきながら追加工事として上乗せされるケース
・本来必要な工程をカットして工事期間を短縮し安くしているケース
・グレードの一番低い塗料を使っているケース
・塗料を薄めて耐久性がほとんどないケース
など、「安くできる理由」が隠されていることもあります。

価格を重視したばかりに、トラブルが起こるのは残念なことです。

価格はもちろん大事ですが、コミュニケーションの取りやすさやアフターサービスなども含め、大事なお住まいを任せられる業者を選びましょう。

5.実際の施工事例を確認する

外壁リフォームの過去の施工事例を参考にしましょう。

外壁リフォームは、専門知識と技術が問われる工事です。同じお金を払っても「社歴が浅く技術力のない職人が多い業者」と「長い歴史で実績豊富、施工技術の高い職人が多い業者」では、仕上がりに大きな差が出ます。豊富な実績の業者に依頼するには、過去の施工事例の確認は大事です。

また、実際の施工事例を確認することで「こんな感じにしたい」など要望を伝えやすくなります。

■当社の施工事例

当社の施工事例をいくつかご紹介いたします。

【施工前】

【施工後】

1階と2階を塗り分けて個性的な色にしたい、というご要望でした。

【施工前】

【施工後】

住宅維持管理に賛同して頂いているお客さまの施工例です。

まとめ

モルタルやサイディングなどいろいろな外壁材がありますが、定期的なタイミングで外壁リフォームが必要です。特に、外壁表面にある塗料の性能を保持するため、10年ほどのサイクルで外壁塗装を行うことをおすすめします。

メンテナンスを怠っていると劣化が進み、塗装だけ済まないケースもあります。普段から外壁の状態を点検し、気になる点があったら専門業者に点検してもらいましょう。

アリキリリフォームでは、外壁リフォームに関するご相談をお受けしております。

「外壁塗装のタイミングが分からない」「塗装がいいのか、張り替えがいいのか…」など、外壁リフォームの方向性が決まっていないときでもお気軽にご相談ください。お客様のご希望に合うように、実際にお住まいを点検したうえで、最適なご提案をさせていただきます。



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