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リフォーム 横浜|木造住宅の寿命を左右する浴室リフォーム|港南区 アリキリリフォーム(株) 

投稿:常田 豊

 

 

今回は当社のホームページコンテンツで最もアクセス数が多く、多くの皆様に興味を持って頂いている『木造住宅の浴室リフォームと建物強度と寿命』をテーマにしてみました。

 

どんな事でもそうでしょうが、原理が分かれば、何が重要なのかが分かり、自ずと問題意識も高まるのでは無いでしょうか。今回はなぜ木造住宅ではユニットバスリフォームが重要なのかをわかり易くお話しさせていただきます。

 

現在タイル浴室の木造住宅にお住いの皆様に問題意識を持って頂き、なるべく早くユニットバスにリフォームして頂きたいというのが今回の私のお話でございます。

 

 

 

 

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1.ユニットバスの歴史と構造

 

現在は浴室リフォームと云えばユニットバスがあたり前ですが、築30年~40年の住宅ではタイル浴室が当たり前でした。

そもそもユニットバスは前回1964年の東京オリンピックの際のホテル建設の工期短縮の為に開発されたそうです。その後もしばらくはホテルを中心に設置され、住宅では最初にマンションや賃貸アパートに設置されるようになり戸建て住宅での採用は一番後になりました。

 

マンションやアパートでは上階にタイル張り工法で浴室を設置する際に防水工事が必要で工事工程が複雑になり、コストも上がってしまう事から防水性に優れ施工が簡単なユニットバスの普及が進みました。半面当時のユニットバスはデザイン的にまだ優れているとは言えず、防水性を重視しない戸建て住宅では採用が進みませんでした。

 

後に当時のイナックスがタイル張りの壁パネルを開発したり、各メーカーの色々な努力の結果現在のようなデザインの素晴らしいい、使い勝手の良いユニットバスに進化し、いつしか戸建て住宅でもユニットバスが浴室の定番になりました。

 

残念ながら東京オリンピックは来年に延期になりましたが、そういう意味でユニットバスにとって今年は記念的な年という事が出来ます。因みに前回の東京オリンピックは1964年でユニットバスは56歳という事になります。この56年間の進歩は目を見張るものがあり、今のユニットバスはどこのメーカーも性能、デザイン共に素晴らしいい製品に成長したと云う印象です。

 

 

 

 

 

 

2.タイル張り浴室の短所とユニットバスの長所・・・

 

図の様にタイル張り浴室は色々な場所から浴室の外に水が漏れ出る構造です。

 

 

床や壁のタイルにしても目地部分からは水が浸透するし、浴槽の栓を抜けば排水が浴槽下のコンクリート製の水溜まりに溜まり、徐々に下水に排水されので、水溜まりコンクリートは水分を吸い込みその水分は基礎コンクリートから土台柱へと移動し木部を腐らせます。

この様にタイル張りの浴室は、防水と云う点ではほとんど機能していません。

 

それに比べて下図のようにユニットバスは、マンション等の上階に設置できる構造ゆえに完全な防水性能をもっています。極端に言えばユニットバスの外には一滴も水が漏れ出ません。

 

 

ユニットバスは水気を最も嫌う木造住宅との相性は抜群という事が出来ます。

 

 

 

 

 

 

3.タイル張り浴室は雨漏れしている住宅と同じ・・・

 

だれでも雨漏れを放置する人はいないと思います。雨漏れを発見したらきっとすぐに修理をしようと考えるのではないでしょうか?それは天井や壁に雨漏れが伝わり、これはまずいという事が実感できるからだと思います。

 

それに比べ浴室の排水漏れは目に見えることが無く実感がありませんが、間違いなく浴室を使用するたびに水が木部に浸透し木材を犯しています。木造住宅は構造体が木で健康に優れた住宅で、且つ、増改築や間取り変更に際しても柔軟な対応性が高い優れた住宅ですが火と水に弱いのが欠点です。

 

木造住宅を長持ちさせたいとお考えならばまづ行う事は建物を水から守ってあげることです。その一つが浴室で、タイル張りの浴室をユニットバスにリフォームする事は、雨漏れを直すのと同じことなのです。幸いな事に木造住宅はかなりの部分の補修が可能なので、仮に土台が痛んでいても、浴室をリフォームする際にしっかり治してあげれば、以降はそうした心配が無くなります。

 

 

 

 

 

 

4.浴室の排水漏れが木材を腐らせる原因・・・

 

木材が腐るのは『木材腐朽菌』が木材の主成分のセルロースなどを分解する為です。

組織が分解された木材は空洞化したり、粉上に分解したりし、木材としての強度を失います。

木材腐朽菌は含水率20%以上、温度30℃前後で最も活発に活動をします。

 

先にお示しした図の様にタイル浴室の床下は空間が無く換気が出来ず、土間に打設されたコンクリートは、タイルの隙間や浴槽下のすり鉢状の排水溜まりからの水により365日水を含んだ状態にあります。

 

その土間コンクリートに接しているコンクリート基礎が土間の水分を吸い上げその水分が土台に吸い上げられ、土間から柱に吸い上げられて行きます。上記の結果最も重要な構造部材である土台及び柱の下部の接合部分を腐らせます。

 

浴室上部に2階が乗っている住宅では強度の無くなった柱に2階部分の荷重が掛かるために2階部分を含め建物に歪が生じる事が有ります。

 

 

 

 

 

 

 

5.タイル浴室と地震の関係・・・

 

木造住宅は構造上周辺の部材に荷重が分散されているので、歪が生じても建具の動きが悪くなった、窓の開け閉めがし難くなったなど日常生活でわずかな不便さだけのように感じるかもしれません。

しかし、問題なのは地震で大きな荷重が掛かった時です。強度を失った一本の柱が原因で連鎖的に周辺の柱に耐えきれない程の荷重が掛かり、結果的に建物崩壊に至る可能性があるという事です。

 

耐震性の話では建物倒壊と云う言葉が出てきます。私は耐震の専門家ではないので詳しい事は分かりませんが、耐震の考え方で重要視されているのは倒壊の防止という事です。倒壊とは建物がほぼ完全に壊れ、生存に必要な空間が建物内に確保されない状況です。

大きな地震がきて建物が大きく変形してしまってもペチャンコにはならず、命だけは助かるという考え方が重要なのです。

このためには建物の構造部材がバランス良く耐震強度を発揮してくれることです。

 

仮に建物の角に浴室が有りその角柱が根腐れしていたとすると大きな揺れではその角柱が頑張り切れず隣の柱に想定以上の荷重が掛かる。この様に1ケ所の弱点の為に連鎖的に部材が壊され、建物倒壊に至るという事が起きます。

大した事では無いようですが実はタイル浴室をユニットバスにリフォームするという事は、こうした大きな意味が有るという事です。

 

 

 

 

 

 

 

6.8割のタイル風呂で土台、柱が腐っている・・・

 

私は30年間のリフォーム経験で、約8割の浴室で土台や柱が腐っている事を知りました。

ひどい場合には4方すべてで、一番多いのが2方向で、洗い場の排水口が有る正面と浴槽側です。ちなみに新築時に浴室周辺の基礎をコンクリートで高く打ち上げる高基礎の場合にはさすがに被害はほとんどありません。

 

《上は腐った土台の画像》

 

《上は腐った柱の画像》

 

 

 

 

 

 

 

7.傷んだ部位を修復してこそユニットバスリフォームの意義がある・・・

 

ユニットバスのリフォームも色々な考え方で行われています。

ただ単に浴室が古くなったのでなるべく安く、早くリ新しい浴室にリフォームする。と云う考えのリフォームも有るようですが、当社はリフォームを行う事でその住宅の寿命が延び、その後も出来る限り大きな出費にならないようにと考えています。

 

傷んだ部分の修理を一時の費用増の為に行わないという考え方はおかしいいと思います。必ずその修理はどこかで行わなければならないからです。

 

 

《柱土台修理画像》

 

 

土台や柱の修理に掛かる費用は平均で10万円前後です。又、工期は一日余分に掛かります。当社では最初から、こうした修理を見込んで工程を立てている為に慌てて材料や大工さんの手配をすることは有りません。

こうした考え方が無く、『安い、早い』を売りにしているリフォーム業者の場合には、準備が無いので傷んでいなかったことにして工事を進めてしまうという事が一般化しているようです。

なぜかというと一般にユニットバスはメーカーからの出荷の関係で簡単には工程の変更が出来ないからで、材料を調達し、大工さんを手配していたのではユニットバスを設置する工程がずれ込んでしまうからです。

 

 

 

 

 

 

 

【最後に・・・】

 

このブログをお読みいただき、木造住宅の浴室リフォームの必要性を認識頂ければ大変ありがたいことと思います。更に当社に相談したいという方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

当社は品質の高いリフォームを適切な価格でご提供する事を会社の目的としており、遠方の現場は私たちが考える施工管理が出来ないとの考えから、横浜市内の港南区を中心に片道30分程度の範囲を営業エリアにしています。

 

当社の考えに賛同を頂いてご相談を頂いても距離的にお受けできないケースも多く

心苦しく思っています。

 

当社の営業エリア外で浴室リフォームをお考えの際にはリフォーム業者さんにこうした点に関して考慮があるかどうかをご確認してください。最初からこうした考えを持っている業者をお選び頂ければきっと失敗の無いリフォームが出来るのではないかと思います。

 

 

 

アリキリリフォーム(株)

2級建築士

1級管工事施工管理技士

代表取締役 常田 豊

 

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