横浜 リフォーム|リフォームは施工管理がいのち(2)|アリキリ

投稿:常田 豊

 

 

横浜 リフォーム|リフォームは施工管理がいのち(2)|アリキリ

 

 

先日あるお客様に、『アリキリさんに仕事を頼んで来るお客様は、どこが良いと思っているのですか?』と質問されました。

【注】アリキリは(株)アリとキリギリスの愛称です。

 

その時はとっさに答えが出なかったのですが、それ以降、アリキリがお客様に提供したいと考えている事

お客様からどんな評価を頂いた時に満足感を感じるかを考えていました。

 

行き着いた結論は『良いリフォームをする』と言う事でした。

 

「Yさん、なんて言っていた?」と、引き渡しの際のお客様の感想を社員から聞きます。

 

多くのお客様からは、

 

『アリキリさんの方はみんないい人ね・・・』

『すごく仕事が丁寧ね・・・』

『とてもしっかりやってくれて安心した・・・』

 

等の感想を頂きます。

 

上記の様な『良い仕事だった』という言葉を頂いた時に、『良かったね!・・・』、と社内の全員が本当に安堵と満足を感じます。

 

全員が喜び満足を感じると言う事は、自分たちは本当に『良い仕事を行う事が好きで、目的にしている』からなのだと

つくづく感じ、思い知りました。

 

アリキリでは精度の高い施工管理を行う為に、社員教育、マニアル等の整備、良質な職人の求人、業務システム構築を

長年行って来ました。

 

こうした事で、小さい会社ながらしっかりした施工管理体制が出来ていると考えています。

そうした思いは、施工管理のしっかりしている会社と、そうでない会社の差をさんざん見てきたからです。

施工管理の善い会社は、仕事がガタガタせず、平然と進みます。

 

リフォームは、設計、デザイン、コーディネート、素材、メーカー、価格などがお客様の話題の中心になります。

それも決して悪くはないのですが、施工管理に関しても、少し関心を寄せて頂けるとうれしいですね。

 

 

さて、今回はいま大きな話題になっている、橫浜市のマンション杭、問題も合わせて考えて見ました。

詳細はまだ分かりませんが、結局のところ施工管理の不備という事ではないかと思っています。

 

我々のリフォーム業界は30数年程前の黎明期以来『問題リフォーム』が絶えません、

ここにも、杭問題と共通するメカニズムが有るのではないかと感じています。

 

軽々には云えないのですが、このような事の原因は、出来ない事を出来る様に見せ掛ける事から発生しているように

思います。

 

結局のところ、良い物を作ると言うエネルギーより経済至上主義的なエネルギーが勝っていると

云えるのではないでしょうか。

 

『こんな工期では無理です、こんな金額では出来ません・・・』という本音の話が通らないので

出来るふり、やった振りと云う虚偽が通ってしまう社会に、私には見えます。

 

お客様も、業者もです、社会全体がです。そして、そのことで自らの首を絞めている様に感じます。

皆さんはどう思われますか?

 

 

 

 

■リフォームでもマンション建築でも問題が起きるメカニズムは類似している・・・

 

今回の問題では『施工管理』と云う事が大きな話題になっています。

今後さらに、施工管理に関して、問題の発生原因や責任の所在が徐々に明らかになってくると思います。

 

いままで、『施工管理』と云う言葉はあまり耳慣れない言葉でしたが、マスコミで大きく取り上げられ

その役目や重要さが徐々に知られ『施工管理の不備が大変な事になってしまう事』を多くの方が知りました。

 

施工管理を簡単に言うと、『指示通りに出来ているかを確認する作業』です。

 

今回の三井不動産グループのマンションの事業の体系は、三井不動産が事業主、施工元請けは三井住友建設で、

その下に多数の下請け業者があり、杭工事を請け負ったのが日立ハイテクノロジーズでその孫請けが旭化成建材です。

 

建築全体の施工管理を行っているのはどこか、調べてみたところ、三井住友建設が行っていると記されていました。

ですから、一般的な考え方からすれば、施工管理責任を問われるのは三井住友建設と言う事になるはずです。

 

あくまで一般論では、杭が届いているかどうかは、次の工程に入る前に施工管理者が確認して、

大丈夫なら次に進めると言うのが筋のような気がします。

 

これはやっていたのでしょうか?、この時点で杭の業者が嘘をついていたのでしょうか?

すごく気になります。

 

いきなり孫請けの旭化成建材だけが責め立てられるのはどうなのか疑問を感じています。

 

上記の体制をリフォームに置き換えてみると、事業主はお客様で施工元請けがリフォーム会社です。

その下に大工の○○建築、××設備、□□内装など、多くの下請け業者さんが入る体制と云う事になります。

 

アリキリは全ての現場で自社で施工管理を行っています。

よって、仮に設備工事などで施行不良があった場合には当社が施工管理と言う部分で1次責任を追うことになります。

 

難しのは、『施工管理の責任』なのか、『施工責任』なのかと言う点で、ここは切り分けが難しい部分です。

 

例えば、継ぎ手から漏水した場合の原因が施工に原因があればが、施工責任になると思います。

なぜなら、継ぎ手の施工までは施工管理で管理出来ないからです。

 

但し、水圧テストのデーターの確認がされたかと言う事になるとそれは施工管理の範疇かも知れません。

ここは微妙で難しいところです。

 

 

 

■下請けと孫請け・・・

 

旭化成建材は孫請け、即ち2次下請けという立場で参加しています。

孫請けというのは、リフォームの場合にも行われていて、建築業界では特別な事ではありません。

 

但し、一般論としては連絡命令系統が一つ増える為に、情報伝達にミスが起き易く、問題が起きる可能性が増えます。

特別な理由が無い限り、施工管理上は孫請けを避けたいはずです。

 

『何で日立なんだ、なんで旭化成なのに孫請けなんだ?』この点はちょっと私には引っかかりました。

 

リフォームでも大手リフォーム会社は、主に営業業務を行い施工は工務店が行うケースが多いです。

この場合は、リフォーム会社~工務店~職人さんとなり工務店が下請けで職人さんが孫請と言う事です。

 

 

 

 

■工期のプレッシャー・・・

 

橫浜のマンションの杭未達問題で、2015年10月20日の日経新聞の記事に不正な背景には、

『工期を絶対視する業界の慣行を上げる声も・・・』

 

専門家でつくる欠陥住宅被害全国連絡協議会、幹事の河合敏男弁護士によると、新たな杭を作るために2ケ月ほど

掛かる場合があり『不具合に気付かぬふりをした方が工事や販売関係者らの利益になる』と考えたのだろう・・・

という記事でした。

 

ゼネコンの下で下請けとして長く設備工事の施工管理を行っていた私としても同じ様な感覚が持てました。

私が設備工事からリフォームという元請けになるきっかけの要因の一つは厳しく、理不尽な工程工期でした。

 

 

 

 

■ミスのリカバリーと準備・・・

 

当社のリフォームでも色々なミスは起きます。大工さんが間違って製品を切り過ぎたとか、

納品の業者が搬入途中で落としてキズになったとか、当社の社員が発注ミスをして納期が遅れたなど色々です。

 

でも人間がやることなので、まったくミスを起こさないと云うのは、はっきり言って無理だと思っています。

 

業者さんの中には、『当社は絶対にミスはしません・・・』というところもあるそうですが、

これは『嘘』だと思います。

 

アリキリもミスの無いように一生懸命にやっていますが、ミスは起きています。

 

但し、人間がやることなのでミスが起きるかも知れないと思っているので、注意深くなるし、対応の準備もしています。

 

 

 

 

 

■ミスが管理者に上がり易くなっていること・・・

 

どんな場合でも起きた問題が上席の管理者に上がる雰囲気が有る事が重要です。

 

リフォームで云えば、職人さんから施工管理担当者、そこから部長等に上がり社長に届くと言う事です。

これは組織図の話では無く、上司に話しても大丈夫な雰囲気が作られているかどうかです。

 

これが、一方的に責め立てられるような雰囲気では、自己防衛機能が働き、『どうせ分からないだろう・・・』と

隠してしまう事もあるでしょう。

 

こうした雰囲気の現場は職人さんを大事にしていない会社に多くあり、現場がとてもギスギスしています。

 

又、どんな小さな事でも管理者に上がってくるのはすばらしい事で、将来的な問題改善に大いに役立つ大切な事です。

 

 

 

 

■下請けへの発注金額と施工不良・・・

 

施工不良には金銭的な問題が絡んでいる事が多くあります。

以前、起きた姉歯耐震偽装事件も、『安く』という金銭的な事が元にありました。

 

あの事件では年配のコンサルが出て来て、『もし、鉄筋の量が減らせるとしたら・・・』

という発言が今も記憶に残っています。

 

本当のコストダウンは、合理的な材料や工法が開発された結果に起きる事です。

 

これが無いままに、『もし・・・』とか『企業努力で・・・』というのはまったく無責任な、前近代的な考えです。

 

合理性がなく限界を超えて行うコストダウンでは良い施工が出来るはずがなく、施工不良の原因になります。

 

元請業者が適切な単価で下請けに発注しているのか?ここも、品質を管理する上で非常に大きなポイントです。

 

リフォームの場合でも、下請け業者さんに『適切な金額で発注する事は施工管理の重要な仕事』、になります。

 

3日間必要な仕事で2日分の金額しか出ていなければ、職人さんは2日間で終わる質の仕事をするでしょう。

 

アリキリでは、職人さんに仕事の内容と、予定作業日数を示し、その日数では無理という場合には、金額を再調整します。

職人さんに無理な金額で仕事を押しつけることはありません。

 

 

今回はここまでです。・・・

施工管理に関してはもう少し皆様に知って頂きたい事があります。

次回の『リフォームは施工管理がいのち、パート3』で又、ご紹介させて頂きます。

 

 

 

一級管工事施工管理技士

2級建築士

マンションリフォームマネージャー

(株)アリとキリギリス

代表取締役 常田 豊

 

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