投稿:常田 豊
野庭団地に住むと言う選択・・・|港南区 アリキリ
野庭団地は横浜市港南区と栄区の
ほぼ境に有る集合住宅で、
横浜市住宅供給公社が1970年代の
後半から建築したものです。
多くの建物は旧耐震基準の比較的
古いものですが、今のマンションでは
考えられないような広い敷地が最大の特徴です。
その為、窓から外を眺めても景色に
距離感があって心がゆったりするし、
陽当たりも良く健康的です。
建物は古いですが、価格も高くなく
適切なリフォームを行う事で
十分快適な生活が可能です。
これから、住まいを入手する若い方には
子供を育てる環境も良くお奨めです。
若い方が始めて購入するマイホームとして
『野庭団地に住む』と言う選択肢を検討して
見てはいかがでしょうか?
不動産の詳しい事はわかりませんが
リフォーム行っていない物件を探し
800~1000万円位で入手出来れば
フルリフォームを行っても1600~1800万円で
納まりそうです。
『野庭団地のリフォームに関しての情報』
以下は、野庭団地の完成動画の情報です。
1.野庭団地スケルトンリフォームの可能性・・・
スケルトンリフォームは内部の造作や
設備をすべて撤去して、まったく新しい
部屋を作ると言うリフォームです。
水回りに関しては配管の関係で多少の
制限がありまが、野庭団地の3DKでは
建物の構造が柱梁構造なので、間仕切りの
壁はほとんどが撤去可能です。
その為、生活スタイルに合わせた間取り
変更が自由に出来ます。
2.間取りが簡単ならばリフォーム費用は安い・・・
ネットで入手した図面に簡単にイメージ図面を
書いてみて下さい。
間仕切りが少なく、建具の数が少ないほど
工事費が安くなります。
アリキリでは3DKを2DKにするプランで、
北側6畳間をご夫婦の寝室にし、ダイニングと
リビングと和室8畳、サンルームを
ワンルームのLDKにし、6畳とLDKの
間にウォークスルークロゼットを
作ると言うプランをご提案させて
頂くことがあります。
このプランでは間仕切り建具が2本、
収納建具が4本で済み、
580万円~と非常にコンパクトな
予算でリフォームが出来ます。
3.断熱工事で結露、カビ防止が可能です・・・
築年数が30年以上の野庭団地は残念ながら
断熱材がありません。
野庭団地が特別ではなくこの年代の
マンションでは共通の事です。
こうしたマンションでは壁内に結露が
発生してそれが原因でカビが発生します。
野庭団地でも皆さん結露、カビに悩まされています。
【サンルーム壁のカビ】
【発泡ウレタン吹き付け作業】
上記の対策でもっとも一般的な方法は
外壁の内側に断熱材を取付ける事です。
アリキリのスケルトンフルリフォームでは
床壁天井部分をすべて撤去するので
コンクリート部分に直に発泡ウレタンの
断熱材を吹き付ける事が出来ます。
この方法は大掛かりですが効果は抜群で
断熱材の厚みを押さえられるので
比較的室内が狭くならないで済みます。
4.内窓サッシの有効性・・・
壁の断熱工事を行っても、窓が既存のままでは
窓に結露が発生します。
内窓サッシは既存の窓の内側に樹脂製の
サッシを付けると言う方法で断熱性を
高めます。
オプションになりますが壁の断熱工事と
同時に行うと大変効果があります。
その際に、内窓サッシに入れるガラスは
より断熱効果の高いペアガラスが
お薦めです。
尚、内窓サッシは断熱性能の向上だけではなく、
騒音に対しても効果があります。
5.防音対策で居住環境の向上が出来ます・・・
野庭団地は防音床構造ではないので、
階下への気づかいも多いと思います。
アリキリのフルリフォームでは
コンクリート床の上に防音性能L45の
防音置き床を設置し、その上に一般の
フローリングを張り防音性能を確保します。
その為に、直貼り防音フローリングの
ような「ふわふわ感」が無く、
フローリングの選択幅も広がり
おまけに安く仕上がります。
又、オプションでさらにグラスファイバー
吸音材を床下に装填すればさらに
性能がアップします。
特にオーデオやホームシアターが
趣味の方には天井面や壁面に遮音材、
吸音材を取り付ければ
簡易ですが防音効果が出ますので
楽しみが広がります。
【遮音シート貼り】
【壁天井の吸音材取付】
6.サンルームをうまく活用しましょう・・・
サンルーム部分をうまく活用しましょう。
・パソコンコーナー
・読書スペース
・小工房
他にどんなものがあるでしょうか?
巾約1.5m長さ約2.7mの収納付き
スペースです。
窓があり開放的で大変良い
スペースだと思います。
チョット目隠しや照明、テーブルの工夫で
すばらしい趣味のコーナーに変わると思います。
【リビングから見たご主人の小部屋】
7.洗面スペースを広げる事も可能です・・・
野庭団地のリフォームのご相談で
ご要望として多くお話に出るのが
洗面所を広く出来ないかと言うご相談です。
この件もフルリフォームならば可能です。
ダイニングと洗面との間の壁は木製なので
撤去する事が出来、お好きな位置に
移動が出来ます。
仮に20~30㎝ダイニング側に間仕切りを
移動すると洗面ユニットもやや大きめな
製品が選べますし、脱衣スペースも
確保出来ます。
又、長手方向の寸法を30㎝程度広げる
プランもご提案しています。
8.浴室を大きくすることも可能です・・・
通常のアリキリ水回りリフォームの、
「野庭団地水回り3点パック」では
浴槽の長さが120㎝のユニットバスで、
1216と呼ばれるサイズの商品が入ります。
更に大きいサイズをご希望の場合には浴槽が
130㎝のユニットバスも設置する事が出来ます。
体が大きな方や脚をゆっくり伸ばして
入浴されたい方にはうれしい話です。
これもフルリフォームならではのメリットです。
但し、一部の棟では管理規約上
出来ない場合が有ります。
9.専門家から見たスケルトンフルリフォームの長所・・・
フルリフォームは既存の造作をすべて撤去し
新たに床や壁などを作るので
床の水平や壁の垂直を正確に施工できます。
フルリフォームでも既存部分を残して行う
場合には既存の床や壁に沿って工事を
行う事になり、下地の歪みがそのまま
出てしまいます。
30年~35年前の建築の施工精度は
現在に比べると遙かに劣っています。
詳しい説明は省きますが、現在はレーザーレベル
という道具で正確な水平垂直が
簡単に出せるようになっていて驚く限りです。
10.私が住むならこうしたいお薦めリフォーム・・・
床暖房と対面式orアイランド式キッチン・・・
【床暖房】
野庭団地でもスケルトンフルリフォームを
行うならばならば床暖房が出来ます。
(但し、建物によっては出来ない場合もあります)
床暖房は温水式と電気式がありますが、
電気式は電気容量の点で野庭団地では
実用的ではなく、温水式がお薦めです。
外壁取付型で床暖房用の機能をもった
ふろ給湯器を熱源にして、一台で床暖房、
給湯、追い焚きが出来ます。
昔と違い今はフローリングの板厚の中に
温水パイプが内蔵されている
簡単なシステムがありますので、
工事も比較的簡単でコンパクトな予算で
床暖房が可能になりました。
床暖房は床面の温度が35度ほどで座った
状態の胸から上は20度弱の温度なので
顔の火照りもなく、頭寒足熱で
大変気持ちが良いです。
又、ガスストーブなどと違い結露防止にも
なります。
床面積の約70%を床暖にすれば
補助暖房を使用しないで済みます。
70%と云うと壁から約50㎝内側を
床暖房にする事になります。
リビングダイニングがかなり大きな
面積になりますので、2~3ブロックに
分けて切り替えが出来る様にすると
より経済的に使用が出来ます。
【対面式・アイランド型キッチン】
私は対面式やアイランド型キッチン
大賛成派です。
自分でもキッチンに立ちますが、
料理は話しながらでも、チョットテレビを
覗きながらでも出来ます。
そんな点でダイニングに向かって作業が
出来る対面式やアイランド型の
レイアウトは料理がより楽しくなる事と思います。
対面式もアイランド型も作業しながら
コミニュケーションが取れる点では
同じですが、アイランド型はキッチンを
囲んで複数で料理に参加したり
料理を行う人をサポートしたり、お料理を
通じてより密接なコミニュケーションが
取れて楽しそうですね。
ご夫婦やお子さん又は仲の良いお友達と
一緒にランチの準備をしたりパーティー
などではワイワイがやがやより効果的な
アイテムルになると思います。
11.木製建具とフローリングの選択でイメージを決定・・・
建具とフローリングの色調や木目感で
部屋のイメージが決まります。
アリキリではパナソニックの建材を中心に
使用していますがその中で、少し価格が高いのですが
「リア ロ」というシリーズがあります。
このシリーズは木目シートでありながら
木を超える美しさとお手入れの簡単さを
コンセプトにしています。
都会的でちょっと大人の雰囲気の
コーディネートをイメージされている方には
お薦めです。
12.アクセントフロアやアクセント壁でおしゃれに演出・・・
床の色調をや素材感を切り替えることで、
間仕切り壁を作らずに部屋を
気分的に区切ることが出来ます。
そうすることで広い空間でありながら、
ダイニングとリビングを
区別すると言うような事です。
又、壁の一面だけ色や素材を変える事で
アクセントのあるお部屋を
デザインする事が出来ます。
費用をあまり掛けずにちょっとした演出で
とてもしゃれた仕上がりになります。
【一面だけ塗り壁にして質感色調を変えました】
13.ちょっと変わったお部屋の紹介・・・
お客様のご提案で私も始めてやらせて
頂いたのですが、北側6畳と南側8畳の間の
押し入れ部分をそれぞれご主人と奥様の
ベッドスペースにしたと言う
フルリフォームです。
写真の様に間仕切壁に窓を取り付け
互いのコミニュケーションや
安否の確認が出来ます。
【上:リビング側 下:側の部屋】
コンパクトで結構落ち着けるスペースで
私も大変気に入っています。
14.フルリフォームの色々な間取り・・・
最後にアリキリで今まで手がけた間取りや
「こう言う間取りはどうでしょうか?」
と言うような間取り図面を掲載してみましたので
是非参考にご覧下さい。
これらの図面はアリキリの3次元キャドで
書いた図面ですのでご来店頂ければ
立体的に色々角度から確認が 出来ます。
【オープンリビングダイニングの定番】
北側の6畳をご夫婦の寝室にして、
リビングとダイニングとサンルームを
ワンルームにしたプランで広々した
空間が楽しめます。
クロゼットはLD側からも寝室側からも
使用出来るウォ-クスルー式です。
両側のクロゼット扉を開けることで
南から北までまっすぐ風が抜け良好な
換気が出来ます。
【和室併設プラン】
和室を設けることで和のおもてなしや
気分転換及び客間としての
使用が出来ます。
3連の間仕切り収納を開けておけば
広い空間が味わえます。
このプランもウォークスルーの収納にして
使い勝手と換気性能を高めています。
リビングには壁面収納を設けています。
【将来のオープンリビングを見据えたプラン】
現在は子供部屋を設けていますが、
近い将来はオープンリビングとして
使用したいと言うコンセプトのプランです。
南側に設けた子供部屋はLDと可動間仕切りで
仕切られており、内部は家具で
仕切り2部屋で使っています。
お子様が巣立った後は可動間仕切りを
開け放してオープンなLDKとして
使用出来ます。
【北と南に子供部屋を設けたプラン】
2部屋の子供部屋を設け6畳の和室
ご主人の部屋(サンルーム)を設け
比較的広めのLDKを設けたました。
色々な要素をギューッと詰め込んだプランです。
【子供部屋2部屋を並べたプラン】
北側に子供部屋を2部屋並べたプランで
子供さんが育ったあとではご夫婦が
ご自分の部屋としてお使いになります。
収納は各部屋に個別に用意しました。
まだまだ色々なアイデアがあるのではないかと
思いますので皆様にも大いに
お考え頂き一緒にすばらしいお住まいを
造りたいですね。
ちなみに上記のプランの金額ですが、断熱工事を含んで、
大凡、580万円~800万円位になります。
今回のブログで野庭団地の様々な可能性を
皆様に再確認頂ければ幸いです。
2級建築士
マンションリフォームマネージャー
1級管工事施工管理士
代表取締役 常田 豊
記事タグ:横浜 リフォーム|野庭団地に住むと言う選択・・・|港南区 アリキリ
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