投稿:常田 豊
木部の多い輸入住宅,の維持管理の実例|港南区 アリキリ
今回、ご紹介するのは橫浜市港南区の
木質系輸入住宅の外部のリフォームのご報告です。
こちらは北欧系の輸入住宅で木部の多い
築12年の住宅です・・・
サッシやベランダ手摺など比較的
木部の多い作りで、さすが北欧の雰囲気が
ただようすばらしい雰囲気です。
3重ガラスなっているサッシは国産の物では
あり得ない厚さで本当に重厚感があり
すばらしいです。
「木製ベランダ手摺の補修、木製サッシ廻りと
ウッドデッキの塗装」と云う内容で現場調査をして
見積を出して欲しいと言うご依頼でした。
ご契約を頂き、足場を掛けて、よくよく現場を
確認してみるとコーキングが劣化で切れていたり、
サイディング部分の塗装が劣化して
チョーキングを起こしていたり、
木製のベランダ手摺もご指定頂いた部分以外に
腐っていたりで、気になる点が色々出てきました。
ご主人に「気になる部分のご説明」をさせて頂き、
最終的にはコーキングの打ち替えと
サイディングの塗装を含め、私の提案通り
リフォームをさせて頂く事になりました。
5~6年前に窓木枠を塗装されたそうです。
塗装は浸透性の木材保護塗料ではなく、
塗膜を形成する塗料で行われておりました。
そんな状況なので今回も塗膜を作る方法
に限定される事になりました。
又、ウッドデッキ材のレッドシダーで作られた
ベランダ手摺、笠木もやはり塗りつぶされて
いました。
こちらの現場で維持管理に関して
私が感じて点を以下でお伝えさせて頂きます。
1.屋外に木材を使用している場合には3年ごとの塗装を忘れない・・・
屋外の木部は木材保護系の塗料でも
普通のウレタン塗料でも、3年ごとに
塗るのがベストです。
ベランダ部分はまだなんとか補修が
出来るので良いですが
木製サッシが傷んでしまったらきっと簡単には
交換はできないでしょうし、費用もずいぶん
掛かるのではないかと感じました。
特に塗膜型の塗料を木部に塗った場合には
どこからか吸い込んだ水が蒸発する祭に
塗膜が押し上げられ塗膜の剥離に繫がります。
【腐ったベランダ木製笠置】
【木製ベランダ手摺の修理】
昔、木製の玄関ドアが流行っていました。
最初は誠に風合いがあり良いのですが、
メンテナンスを行わずに5~6年もすると
内側は何でもないのですが、外側のクリアニスが
剥がれ哀れな状態になっているのを
よく見かけました。
水を吸い込まないような部位でも塗装は
太陽の紫外線で激しく劣化をします。
木材など風合いの良い物を使うと言うことは
メンテナンスにも手間や費用が掛かると言う事を
まずはご理解頂いたらよいと思います。
もし、メンテナンスに気も費用も使いたくない
のでしたら、外部での木の使用は避けるべきです。
2.サイディングの住宅は10年ごとのコーキング打ち替えを忘れない・・・
サイディング壁のジョイント部分や窓廻りの
雨仕舞い納まりはコーキングで行います。
【コーキング工事】
そしてコーキングも塗装と同じで劣化により
10年位で硬くなったり、切れたり剥がれたりします。
隙間が出来るとそこから雨が侵入し木材を
腐らす事になります。
「外壁塗装の度にコーキングの打ち替え」を
忘れないで下さい。
2級建築士
一級管工事施工管理技士
マンションリフォームマネージャー
代表取締役 常田 豊
記事タグ:横浜 リフォーム|木部の多い輸入住宅,の維持管理の実例|アリキリ
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