騙されないリフォーム金額の知識
人間はだれでもタダとか無料とか激安という言葉に弱く、引っ掛かってしまう性質が有るようです。
リフォーム業界もご多分に漏れず激安戦略を行っている会社が橫浜にも多くあります。
リフォームが他の商品と異なる所はメーカーの製品を現場で組み立て、据え付け配管、配線を行う事で始めて完成品になる事です。
その為、現場での施工や施工管理が悪いと品質の悪いユニットバスやキッチンになってしまいます。
同じTOTOの定価100万円のユニットバスでも施工が悪く後日に問題が起きたり、性能が発揮されなければければ70万円の価値しかないと言う事が出来ます。
そして施工の善し悪しは、見えない部分での事が多く、問題が起きて始めて気が付く事になりその為、修復に多額の費用が必要になります。
上記の事から金額の安いリフォームが本当にお得な買い物かどうかは疑問です。
現場仕事で大きく善し悪しの差が出るリフォームでは、施工前の見積金額で安い、高いを判断してもあまり意味がありません。一般常識から言えば、見積金額が安ければ品質も良くないとなります。
残念ながら未だに安い事が良い事だという考えが横行している事が、リフォーム業界のレベル低下の原因でもあると思います。
どうしても、『高い物を買わされるのではないか?』と言う心配が先に立つようですが、逆に、『安物を買わされるのではないか?』と言う心配をされた方が良いのではないでしょうか。
リフォームで失敗される方の多くは価格の誘惑に負けて、リフォーム業者を見誤った方達だと私は考えています。
今回は”価格の誘惑に負けて失敗リフォームをすることのないように”リフォームの価格の仕組みをご説明いたします。是非ご熟読頂き『正しい価格の仕組み』をご理解頂ければと思います。
1.知っておこうリフォーム価格の構造と品質の関係・・・
■リフォームの価格構造
『材料費+労務費(外注費)+管理経費+利益』 で、どのリフォーム会社でもほぼ同じです。
請負金額を100万円とすると、工事の内容によりますが、概ね、材料費35万円、労務費35万円、管理経費25万円、利益5万円と言った比率です。
この数値が保たれないとリフォーム会社はいずれ倒産してしまい、この会社でリフォームを行った皆様は後々のアフターメンテナンスが受けられなくなってしまいます。
チラシや見積書でどのように数字を作っても大きくこの数値のバランスを欠いたら会社が成り立たないので、まともな会社ならば大きな価格差が出る事は今までの経験でも無いと思います。
製品の仕入れで多少の価格差はでると思いますが、そこそこ売り上げている会社ならばさほど大きな差には成らない様です。
見積金額で激安というような異常に安い金額を提示している業者は、職人さんの賃金と経費を下げています。
それは、『施工の手抜と施工管理の手抜き』を意味します。
例えば、普通なら職人さんが5日掛かる仕事を、予算が厳しいからと言って4日分の費用しか出ていない場合には4日で完了するような雑な仕事をされると言う事です。
又、経費の削減は現場管理の削減になり品質の低下になります。
リフォームや新築など住宅産業のクレームの多さはこうした構造的な問題が影響していると私は思います。
もちろん合理的な段取りでスムースに仕事を進める努力は必要ですが、度を超えると問題が起きてきます。
当社の場合残念ながら、「アリキリさんは安いですね」と云われた経験はほとんどありません。、
しかし、私は適正な価格だと思っています。良い仕事を行う為に必要な職人さんの手間と管理経費を頂いています。
ちなみに私は夫婦共稼ぎで年金と併せて一般的な収入です。又、当社の社員や職人さんを見ても、豪華な生活をしている人を私は知りません。
尚、当社はクレームも大変に少なく、一部の会社では有るような『クレームの電話が怖くて電話に出られない』などという事はまったくございません。
これも品質の高いリフォームにとって必要な適切な価格を頂いている為と考えております。
2.お客様の協力がコストダウンやリフォーム成功に繫がる・・・
お客様の協力がコストダウンやリフォームの成功に繫がる事をご存知でしょうか?
もっと合理的な方法で、出来る限りローコストのリフォームが出来る様に考える事は重要な事だと思いますが、お客様にもリフォームの工事の内情をもう少し知って頂き、ご協力を頂けるとコストダウンが出来ると考えています。
例えば家具の移動です、不在で行うフルリフォームを除いて、リフォームで一番時間が取られるのが家具の移動です。
住みながらのリフォームでは家具を移動しながら工事を行う必要が必ず出てきます。この移動を職人さんや会社のスタッフにやってもらう事が当たり前のようになっていますが、家具を移動したり荷物を片付けるのは本来、職人さんの仕事では無いと言う事です。
お客様も重くて移動できない、このままでは仕事にならないので職人さんが移動していますが、本来リフォームする部屋は、なにも無い状態にあるべきだと私は思います。
まったくなにも無い状態というのも難しいと思いますので、せめて中の物を出して空にして置くぐらいの準備はお願いしたいと思います。
これは金銭の問題ではなく気持ちの問題かも知れませんが、職人さんにしっかりした良い仕事をして欲しい、又はさせて上げたいとお考えでしたら、是非ご協力頂きたいと思います。
このような方法で職人さんには出来るだけ本業をしっかりやって頂く方が人工も減るし仕事も綺麗に仕上がります。
このようなお客様の協力で、荷物移動の雑費を減らせたり、仕上がりがより良くなる等有形無形の良い事が有ります。
今回もお付き合い頂きありがとうございました。
2級建築士
一級管工事施工管理技士
マンションリフォームマネージャー
代表取締役 常田 豊
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