投稿:常田 豊
失敗しない相見積の考え方(その6)|横浜 港南区 リフォーム
前回はリフォーム業者との付き合い方のお話しでした。
今回はリフォームの金額に関してです。
お客様の中には見積金額を見て、『この見積は間違っている・・・』と
おっしゃるお客様がたまにいらっしゃいます。
そう言う方はリフォームの見積金額の
意味をご存じないのかも知れません。
見積金額というものは、試験の答案ではないので、正解はありません。
各会社が色々な考えや状況を考えて決定しています。
ラーメンの価格がお店によって違うのと同じです。
業務用のスープや麺を使っているお店より
スープや麺にこだわっているお店の方が当然金額が高くなります。
片方は『よりおいしいラーメンを』、
と考えていて、
もう片方は『なるべく安いラーメンを』と
考えているからです。
リフォーム会社も方針としてどのレベルのリフォームを
目指すかによて価格が違ってくると言うことです。
14.リフォームの価格差・・・
キッチンなど機器や床壁などの仕上材を
まったく同じにして見積もったとしても
一方は700万円、他は800万円
という程度の差は当たり前のように起きます。
ましてや機器や仕上げなど全く指定が
無かったとしたらその差はもっと広がり
700万円と1200万円位になっても
不思議はありません。
それはある会社は70万円のキッチンで見積り、
片方は200万円で見積る事が起きるからです。
又、『傷んだ床を全面やり替』と考える
会社も有るし、悪い所だけを部分的に
直すとする会社も有るわけです。
このようにリフォームでは見積金額に
差が出るのが当たり前で、その差は
その会社の考え方の差と言うことです。
最終的にはお客様がどちらの考えを
良しとするかと言う事ですが、
その為にはなぜそう判断したのか
双方の会社から良く理由を聞く事が大事で、
単純に安い方を選べば良いと云う事では決して有りません。
15.予算との価格差はどう調整するのが良いか?・・・
通常の見積作成では、お客様からお話しを伺い、
まずはその内容に沿ってたたき台になる見積書を作成します。
見積書をご確認頂き予算が合わない場合には以下の様に
調整を行うのがもっとも安全と考えています。
①まったく合わない場合
金額が大きく違い、まったく調整が不可能な場合には、
施工規模を根本的に見直します。
例えば4部屋のリフォームを
考えていた場合には2部屋にするなどです。
そうすることで全部屋を中途半端な
リフォームにする事が避けられます。
②10%程度の差の場合
選んでいる商品のランクを下げます
ご自分がここだけは譲れない・・・
と言う商品以外のランクを下げる事でほぼ調整が出来ます。
16.強引な値引き要請はケガの元・・・
尚、ご希望の金額との差額がかなり大きい時に強引に値引きを
強要しない事も大変重要です。
業者の中には、限界を超えた金額でも無理とはっきり言えないで、
お客様に押し切られて引き受けてしまうケースも有ります。
こうなってしまうと最終的には職人さんの手間を削ったり
施工管理の経費を大きく削り、
その結果は出来の悪い
失敗リフォームになってしまう事が十分考えられます。
今回はここまでです。
次回をお楽しみに・・・
2級建築士
一級管工事施工管理技士
マンションリフォームマネージャー
代表取締役 常田 豊
記事タグ:横浜 リフォーム|失敗しない相見積の考え方(その6)
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