投稿:常田 豊
リフォームを行う正しいタイミング|港南区 アリキリ
皆さんはリフォームを行う正しいタイミングを
考えた事が有るでしょうか?
きっと多くの皆様は壊れた時がリフォームを行う
タイミングとお考えでは無いでしょうか?
そうした考え方でも良いとは思うのですが
『壊れてしまったので・・・』と言う
事になると緊急性が先になり、良く検討もしないで
リフォームを行う事にもなりかねません。
もし、皆さんが機器や部材の寿命を知っていれば
寿命が近づいたタイミングで、『今まで通りで良いのか、
もし問題点が有れば、どんな改善策があるのか』
など充分検討する時間が持て、納得の行く
リフォームが出来ると思います。
1.リフォームのきっかけ・・・
住んでいる住まいをリフォームしようと考えるのは
●故障や老朽など寿命による場合
●定年など生活スタイルの変化や気分転換
ではないでしょうか。
実はこの2つの要因が重なった時が
リフォ-ムのベストタイミングと云えます。
その為には各部位の標準的な寿命を
理解ししている事が必要です。
2.機器や部位の寿命は10年寿命と30年寿命に分けられる・・・
住宅の機器や部位の寿命は大きく
10年寿命と30年寿命に分かれます。
外壁や屋根の塗装は10年寿命です。
新築から10年毎に塗装を行う
必要があります。
屋根材は30年寿命ですから、
30年目に交換する必要があります。
流し台や浴室、トイレなど住宅機器は10年寿命と
30年寿命の組み合わせになっています。
例えばキッチンではコンロ台は10年寿命で、
流し台本体は30年寿命です。
コンロは新築から10年目と20年目と2回交換が
必要になります。
30年目はキッチン本体も交換が必要になります。
3.私の私的な寿命の定義・・・
何をもって寿命というのか?
皆様には当然こんな疑問が出てくると思います。
10年経っていてもまだ使えるし、
水が漏っているわけではないのに寿命だから
交換すると言うのはもったいない・・・
私もそう思うことがありますのでよくわかります。
寿命にはメーカーが『およそこのくらいは持つ』、
と言う設計上の目安があります。
製品によって違うと思いますが、家電品などは
およそ8年くらいと考えておいてよいようです。
その時期を過ぎると製品を構成している
多くの部品が次々に故障をし始めます。
一般に講じた状況を寿命と呼んでいます。
たまたま運が良ければ15年~20年
使用出来る事もあると思います。
今までの私の経験では、7~8年過ぎての
修理は一般に他の部分が壊れる事も多く
リスクが高いと思われますので、機器を
交換することをお奨めしています。
4.外壁と屋根のリフォームと寿命・・・
外壁、屋根は材質の種類がずいぶん多いのですが、
一般に壁は『モルタル塗りに塗装』で
『屋根はカラーコロニアル』が多いと思います。
その場合には10年毎に壁も屋根も塗装を行います。
一般的なサイディング壁の場合も同様に
10年ごとに塗装を行います。
サイディングの場合にはジョイント部分の
コーキングも10年ごとに
打ち替えるようにします。
屋根は10年ごとに塗装を行いますが、
2回塗装を行って30年目は
葺き替えになります。
雨樋の交換も30年です。
壁はモルタル塗りでもサイディングでも
よほどひどいクラックや欠損がない限り
30年目の交換は必要ないと思います。
以下に各部位の標準寿命を具体的に列記してみました。
5.各部位の標準寿命・・・
【屋根/コロニアル及び金属屋根】
・10年・・・屋根の塗装
・30年・・・屋根本体(屋根材・防水紙・下地の板)
【キッチン】
・10年・・・ガスコンロ・食器洗浄機・蛇口等
・30年・・・キッチン本体
【浴室】
・10年・・・ふろ給湯器・シャワー水栓・換気扇等
・30年・・・浴槽やユニットバス本体
【トイレ】
・10年・・・洗浄便座等
・30年・・・便器本体
【洗面】
・10年・・・水栓
・30年・・・洗面ユニット本体
【消耗部品】
・5年・・・水栓や便器などの機器類に付帯する消耗部品
【内装】
・30年・・・床・壁・天井等
【建具】
・30年・・・室内ドア・窓サッシ・玄関ドア等
概ね上記のように記憶いただければ良いと思います。
サッシ・室内建具など動きが伴うものは
10年ほどで戸車等の消耗部品の
交換が起きてきます。
又、このような動きのある部分に関しては
動きが悪くなったら、CRC556などの
潤滑剤を吹き付けたり、ほこり・ごみの
掃除などのお手入れで大きく寿命が
違ってきますのでメンテナンスも
お忘れないようにお願いします。
6.寿命のタイミングとリフォームのタイミングを合わせる・・・
各部位の寿命に関しては、概ね上記の様な
寿命なのでその点を考慮して
「生活スタイルの変化や気分転換で行うリフォーム」の
タイミングをなるべく機器や部位の寿命に
合わせると無駄のないリフォームが出来ます。
その年数はピッタリ10年単位でなくても
かまわないです、
少し早くても、少し遅くてもかまいません
概ね10年単位に機器の寿命に合わせて行う事です。
例えば、システムキッチンのレンジフードだけを
交換したい場合、既に築23年だとしてら
レンジフードの交換ではなく、キッチン本体も
交換を行うリフォームを考えた方が良いと云う事です。
もし23年も経っていればレンジフードだけではなく
他の部分も数年後に壊れる可能性が高く、
結局数年後に全取替えになる可能性が出てきます。
その場合にレンジフードが無駄になると
言う事も大いに考えられます。
同様に築23年過ぎの住宅でふろ給湯器の
具合が悪くなった場合にも、浴室全体のリ
フォームを考えた方が良いと云えます。
7.私の考える正しいリフォーム時期とは・・・
このように、寿命に係わるリフォームを
理解していると無駄なリフォームを
行う事がなくなり、又、おかしなリフォームの
勧誘にも動揺しなくなると思います。
皆様にも是非気を付けて頂きたいのは、
住宅に関しては今回のような寿命に
係わるリフォーム(メンテ含)をしっかり行っていれば
重大な問題は起きません。
寿命が来たときにお金が掛かるからと行って,
中途半端なリフォームを行うと
後々かえって費用の掛かる事が起きてきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
一級管工事施工管理士
2級建築士
マンションリフォームマネージャー
代表取締役 常田 豊
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