「リフォームを依頼したいけれども、業者の選び方が分からない」
「リフォーム工事の失敗を防ぎたい」
リフォームを検討中の方で、このようなお悩みを抱えている人は少なくありません。
リフォーム工事は、場合によっては数百万円もの費用がかかるので、業者選びに失敗したくないと考えるのは当然です。
そこでこの記事では、創業30年を超えるアリキリリフォームの社長からみた、良いリフォーム業者の選び方を、失敗しやすいポイントを含めて解説します。
最後には相見積もりを取ったリフォーム業者を評価するためのチェックシートも用意していますので、優良なリフォーム業者選びにぜひお役立てください。
●リフォームができる主な業者の種類と特徴
リフォームを請け負う業者には多くの種類があるため、どこに依頼するのがベストなのか迷うものです。
ここではリフォームができる6種類の業者について、それぞれの特徴を紹介します。
●リフォーム専門業者
リフォーム専門業者は、その名のとおりリフォームを専門に請け負う業者です。
ただしリフォーム専門業者といっても、すべての会社がリフォーム全般に対応しているわけではありません。
壁紙や床材の張替えなどの内装工事、水回り設備の交換、外壁や屋根の塗装・葺き替えなど、それぞれ専門分野や得意分野があるのが一般的です。
そのため、リフォームを依頼したい場所を得意としている業者を選ぶことが大切です。
●ハウスメーカー
ハウスメーカーは、日本国内全域、または広範囲の営業規模を持つ大手住宅メーカーを指します。
ハウスメーカーでも、子会社や事業の一部として、リフォームもおこなっています。
ハウスメーカーは、内装をすべて撤去するリノベーションや間取り変更、増改築など、大規模なリフォーム工事を中心に対応することが多いようです。
ハウスメーカーは知名度が高いため安心感がありますが、工事自体は下請けの業者がおこなうのが一般的です。
●設計事務所
設計事務所は、建築家が建て主の要望を聞きながら家の設計から工事監理までをおこなうのが特徴です。
設計事務所は基本的にはリノベーションや増改築などの大規模リフォームに対応しますが、水回りだけなど小規模なリフォーム工事に応じてくれるところもあります。
設計事務所は設計料が発生するため、工事費が高額になりがちなのがデメリットです。
ただし意匠性は高いので、デザインやオリジナル性にこだわりたい方にはおすすめです。
●工務店
工務店とは、ハウスメーカーよりも狭いエリアで住宅工事を請け負う業者を指します。
住宅工事をおこなっていることから、内装・外装リフォーム全般に対応可能なことが工務店の特徴です。
自社で設計から施工まで担当する工務店もあれば、設計は提携している設計事務所に依頼している場合もあります。
長年リフォーム工事を請け負っている工務店であれば、安心して依頼できます。
●家電量販店・ホームセンター
家電量販店やホームセンターでも、リフォーム工事をおこなっているところがあります。
トイレの便器だけを交換したい、システムキッチンを入れ替えたいなど、店舗で取り扱っている設備の交換・取り付けのリフォームなどのみ対応しているところがほとんどです。
販促サービスの一部として安価でおこなっていることが多いため、希望する内容とあうならコストを抑えたリフォームが可能です。
●住宅設備メーカー
住宅設備メーカーとは、TOTOやLIXIL、リンナイ、YKKといった、トイレや洗面、システムキッチン、窓、ドアなどの住宅設備を取り扱う会社です。
住宅設備メーカーでも、自社の製品の取り付け・交換などのリフォーム工事に対応しています。
ただし工事自体は、住宅設備メーカーが提携している業者がおこなうのが一般的です。
提携業者は取り扱っているメーカーの製品にかかわるリフォーム工事の経験が豊富なので、安心して任せられます。
交換したい設備がすでに決まっているなら、メーカーにリフォームを依頼してもいいでしょう。
●リフォーム工事でよくある失敗
リフォーム工事をしたあとに、「こんなはずじゃなかった」と悔やむ人は少なくありません。
ここではリフォーム工事でよくある失敗を5つ紹介します。
・失敗例①:大手企業に頼んだら高かった
「知名度があるから安心」と大手に頼んだら、予算を大幅にオーバーしてしまった!というのはよくある失敗です。
大手ハウスメーカーや広範囲で営業展開しているようなリフォーム会社は、テレビCMや広告などで目にすることからなんとなく安心感があります。
しかしそういった企業は、実際の工事は地域の下請け業者に任せていることがほとんどです。
そのため中間マージンが発生し、工事費用は高くなりがちです。
コストを抑えたリフォーム工事をしたいのであれば、大手のハウスメーカーや業者は避けるのが無難です。
・失敗例②: 工事がずさんだった
大手ハウスメーカーやリフォーム会社に依頼したら、工事がずさんだったという失敗もよく聞きます。
大手企業は自分たちで直接工事をすることはほとんどなく、実際の工事は下請け業者がおこなうためです。
下請け業者は中間マージンが引かれた安い費用で工事をする必要があるので、現場を回すために早く仕事を終えようとする傾向があります。
また自分たちの名前を背負って仕事をするわけでもないことから、手を抜くような悪質な業者もいるようです。
その結果、「大手だから大丈夫と思って任せたのに」とガッカリする仕上がりになってしまうのです。
・失敗例③: 訪問営業の勢いで契約してしまった
訪問営業を受け、断り切れずに契約してしまい後悔する人も多くいます。
訪問営業によるトラブルは、とくに外壁や屋根のリフォーム工事に関するものが多いことが特徴です。
外壁や屋根は外から見えるため営業しやすいことが理由です。
訪問された側は、「あそこが劣化していて危険」「早めに工事しないと大変なことになる」と言われると不安になってしまいます。
勢いに押され、不要な工事や高額な工事を契約してしまうケースがあとを絶ちません。
訪問営業を受けたときにはその場で契約するのは避け、ほかのリフォーム業者に相談するなどし、本当に工事が必要なのかを確認することが大切です。
・ 失敗例④: 1社しか面談しなかった
最初に面談した1社とそのまま契約してしまい、「よそに頼むともっと安く工事ができた」と後悔するケースも多くあります。
もちろん面談した担当者を気に入り、価格も妥当だと思ったのなら、そのまま契約してもかまいません。
しかし複数の会社の話を聞けば、もっといいプランを安価に提案してもらえる可能性があります。
後悔しないリフォームをするためには、複数の会社から「相見積もり」を取り、プランや費用を比較するのがおすすめです。
・失敗例⑤: 予算を開示しなかった
リフォーム業者に予算を伝えなかったら、あとで予算を知った業者に「もっといいプランを提案できた」と言われたケースもあります。
業者は予算をもとに最適なプランを考えるので、予算が分からなければ「このぐらいなら出してもらえるだろう」と控えめな提案をするためです。
依頼側は、高い予算を言ってしまうと高額な工事をすすめられるのでは、と警戒してしまいます。
しかし良心的な業者は、予算内で依頼主の希望のリフォームをかなえるベストなプランを提案したいと思うものなのです。
予算を最大限活かして納得のリフォーム工事をしたいなら、予算は最初に正直に伝えましょう。
●リフォーム業者選びで失敗しないための11のポイント
リフォーム工事は、規模によっては数百万円の費用がかかるため、できるだけ失敗したくないと思いますよね。
リフォーム工事を成功させるもっとも大切なポイントは、なんといっても良いリフォーム業者を選ぶことです。
しかし多くの人にとって、リフォーム工事は何度も経験することではなく、「どうやって選んだらいいの?」と迷う人が多いようです。
そこでリフォーム業者の視点から見た、良い業者を選ぶポイントをまとめてみました!
次章から、リフォーム業者選びで失敗しないために知っておきたい「チェックポイント」を11個紹介します。
①やりたいリフォーム内容の実績があるか?
依頼を検討しているリフォーム業者に、やりたいリフォームの豊富な実績があるかはもっとも大切なチェックポイントです。
先述したとおり、リフォーム業者には多くの種類があり、それぞれ得意とする内容など特徴が異なります。
たとえばリフォーム専門業者にしても、外装リフォームに特化していて、内装は依頼されたときだけ請けるといったところも少なくないため注意が必要です。
リフォーム業者の実績は、ホームページを見ると確認できます。
掲載されている事例写真が、希望しているリフォームのイメージと合うかをチェックするのがおすすすめです。
「こんなリフォームをしたい」と思える事例が紹介されていれば、安心して依頼できるでしょう。
②資格を持っているか?
リフォーム業者を選ぶときには、資格を持っているかを確認することも大切です。
リフォーム工事自体は、リフォーム費用が500万円以下の小規模なものであれば資格不要でおこなえます。
しかし「不要だから取らない」業者より、「不要だけれども資格を取っている」業者のほうが安心して任せられるのではないでしょうか。
建築業許可を得るには、専任技術者がいるなどさまざまな条件があります。
許可を得ている業者であるかは、確かな技術力があるかを見極める有力な判断材料になるのです。
また、リフォームする際には、電気や水道、ガスなどの工事がつきものです。
これらの工事をおこなう際には、自社内に資格者がいるのか、もしくはきちんと資格を持った専門業者に依頼するのかはきちんと確認しておきましょう。
③近いか?
リフォーム工事を依頼するときには、エリア内で活動している地元密着型のリフォーム業者を選ぶこともポイントです。
自宅から事務所が近いと、相談したいときにすぐ来てくれたり、担当者が頻繁に工事の様子を見に来てくれたりするので信頼関係を築きやすくなるためです。
工事が終わったあとのアフターサービスも、近くに事務所があればなにかあったときでもすぐに駆けつけてもらえるので安心です。
きめ細かな管理を期待するなら、車で片道30分県内にある業者に依頼するのがおすすめです。
④社歴が長いか?
社歴がどれくらい長いのかも、リフォーム業者のホームページなどで確認しましょう。
評判の良くないリフォーム業者は、5年前後で撤退してしまうことが多いものです。
いくら近くにある業者でも、開業してまだ2〜3年といったようでは不安が残るため避けた方が無難です。
反対に同じ地域で長く営業している業者であれば、地元の信頼を得て安定的に仕事ができていると考えられます。基本的に、社歴が10年以上あれば問題ないと考えていいでしょう。
⑤施工体制は適切か?
施工管理体制の適切さも非常に重要な確認ポイントです。
施工品質を保つには最低でも2~3日毎の現場チェックが必要といわれています。
また、責任の所在が明確であるほど品質が保たれやすいことから、施工管理もリフォーム業者社員が担当する体制が望ましいでしょう。
これらを確認するために、誰が、どんな頻度で現場を管理するのかを営業担当者に確認しましょう。
またリフォーム業者が良い職人さんを抱えているかも、大切なチェックポイントです。
リフォームは新築工事よりも難易度が高いとされていて、職人の腕によって仕上がりが大きく左右されます。
またリフォーム工事のほとんどは、住みながら進めるため職人とは頻繁に顔を合わせることになります。
そのため腕がいいのはもちろん、マナーや人柄がいい職人さんがいるなら安心です。
リフォーム業者の担当者に、「職人さんはいつも決まった人が工事をするのですか?」と確認し、そうであるなら問題ありません。
良い職人を確保するのは難しいため、安定的に同じ人が長年仕事をしているということは、職人自体が信頼を寄せるほどの会社だと判断できるからです。
可能であれば、現在工事中の現場に出向くなどし、職人さんと直接話してみるのもおすすめです。
⑥説明が具体的かつ丁寧か?
担当者と話したときに、説明が丁寧かによっても業者の善し悪しを見極められます。
契約さえ取れればいいと考えている業者では、少し話を聞いただけで、ろくな説明もせずに簡単に「できます」と返事をするものです。
そのくせあとになってから、「やっぱりできない」「別に料金がかかる」と言うからやっかいです。
誠実な会社であれば、しっかりと話を聞いたうえで、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれます。
メリットだけでなくデメリットもあわせて丁寧に説明したうえで、できることとできないことを明確に伝えてくれます。
また、良いリフォーム業者はメーカーの宣伝文句を伝えるだけでなく、経験あるプロとして、パース(建物の外観や室内などを立体的な絵にしたもの)などのわかりやすい資料によってイメージを共有したうえで自信のある説明をしてくれるでしょう。
リフォーム業者を探すときには、こちらの話をよく聞いたうえで、丁寧かつ自信をもって説明してくれるところを選びましょう。
⑦見積金額が安すぎないか?
リフォーム工事の見積金額が安すぎるリフォーム業者は、避けたほうが無難です。
たとえば設備の種類などまでまったく同じ条件で見積もっているのに、他の業者と比較して見積金額が大幅に低くなるのは通常では考えられません。
それなのに見積金額があまりに安い業者は、職人の手間賃や必要経費を削っている可能性があります。
職人の手間を削ると仕事は雑にならざるを得ません。経費についても、コストを削れば現場監理が雑になります。
安く工事ができても、納得がいく仕上がりにならなければ元も子もありません。
一般的に、他社と比較して5%以上安い見積りを提示している業者は避けるのが無難です。
適正な工事費を提示する業者を選ぶようにしましょう。
⑧見積内容が詳細か?
見積書の内容が、「工事一式」などとされておらず、打ち合わせで説明を受けた内容が詳細に記載されているかも大切なチェックポイントです。
具体的にはそれぞれの項目に単価の記載があるか、部材は適切な量になっているかを確認します。
たとえば外壁塗装のリフォームであれば、施工面積に対し、適切な量の塗料が計上されているかまで調べるといいでしょう。
また、リフォーム工事では床や壁をはいでみたらシロアリ被害にあっていた、根太が腐っていたなど、始めてみないと分からないことも多くあります。
追加工事が発生する可能性にまで言及し、その場合どの程度の費用が見込まれるのかまで、きちんと説明してくれる業者なら問題ありません。
⑨保証・アフターサービスがあるか?
どのような保証やアフターサービスがつくのかも、きちんと内容を確認しておくことが大切です。
リフォーム工事では、工事中に資材が倒れて車に傷がついたなど思わぬ事故が発生する可能性があります。
またリフォーム直後には気付かなかった欠陥が、あとから見つかるかもしれません。
そんなときにどのような保証があるのかは、事前に調べておくと安心です。
多くのリフォーム業者では、独自の保証をつけているのでホームページなどで比較するといいでしょう。
なお、「リフォーム瑕疵保険」に加入しておくと、工事中や工事後に、リフォーム内容を保証するための第三者による検査に入ってもらえます。
万一リフォーム業者が倒産したときも、保証されるので安心です。
ただし、リフォーム瑕疵保険に加入するのは、依頼主ではなく工事を請け負うリフォーム業者です。
リフォーム瑕疵保険をかけたいなら、「住宅瑕疵担保責任保険法人」に登録されている業者を選びましょう。
⑩口コミの内容はいいか?
リフォーム業者に対する口コミの内容からでも、どのような業者かを見分けられます。
ホームページに掲載されている口コミが、他社とどう違うか、なぜ評判がいいかをチェックしましょう。
お客様の顔写真が掲載されている場合は、お客様からの掲載許可が出ていることがわかります。
短いリフォーム工事期間中に、しっかりした信頼関係が構築できている証拠ですので評価ポイントとなるでしょう。
ただしホームページ上の口コミは、悪い内容は掲載しないと考えられるため鵜呑みにはできません。
そのため「Googleの口コミ」など、利用者の生の声をあわせて確認するのがおすすめです。
忖度のない場所で良い口コミがされているなら、本当にいい業者と判断できます。
⑪相性が合うか?
リフォーム業者と相性が合うかも重要な要素です。
リフォーム工事自体は、長くても数日から数週間で終了します。
しかし工事前の打ち合わせはもちろん、工事が終わったあとのアフターサービスまで含めると、リフォーム業者とは長い付き合いをしていくことになります。
今後もホームドクターとして、さまざまな相談を気軽にできるような相性のいい相手であるかは、大切なポイントです。
会社のことを一番よく知っている社長とお話しできるようなら、会って話してみてください。
社長や担当者がリフォームに対して情熱を持ち、話して信頼できると感じる人なら、大切なマイホームを安心して任せられるでしょう。
●リフォーム業者選びの最初の一歩
それでは最後に、リフォーム業者選びの進め方と、選定に際して役立つチェックリストを紹介します。
①異なる属性の業者に相談
リフォームを始めるには、まずは業者に相談することから始めましょう。
この際、業者によって提案内容や価格に差があるため、同じ工事条件で複数社と相談することがポイントです。
大手業者1社、中小業者1社、ホームセンター1社のように異なる属性の厳選業者3社と相談できると良いでしょう。
調査の過程で気になるリフォーム業者が増えてしまうかもしれませんが、多すぎても打合せの手間と時間が掛かります。相談をする際には多くても3社以内に抑えるようにしましょう。
②チェックリストに沿って業者を評価
複数の業者と面談をしても、どのように評価すれば分からなくて困る人が多いようです。
そこでアリキリリフォームでは、今回ご紹介した業者選びのポイントに沿って、業者を評価するためのチェックリストを作成しました!
こちらからダウンロードできるチェックリストを活用し、業者を評価して選びましょう。
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