完熟バナナとリフォーム
先日NHKで、ある地方で有名な完熟バナナの話題を取り上げていました。
どこだったか詳しくは覚えていないのですが、バナナの他は何もない小さなお店ですが、ご夫婦で何十年もそこで商売をされています。
その地域の人は、誕生日など記念日やお祝い事など特別な時に特別な食べ物としてそのバナナを食べていました。
そのお店では寒くなるとストーブを燃やし、バナナに布団を掛け寒さから守っている姿には驚かされました。
そして、買いに来たお客様には、バナナが傷まないように、持ち方まで指導されていました。
私は最初どんなに特別なバナナなのかと思っていたのですがまったく普通に八百屋さんで売られている
バナナだそうで、おいしさの秘密はバナナを熟成させる過程にありました。
家の地下(?)には専用の室が有り、バナナはそこで長年研究されたノウハウによって熟成されます。
その結果、どこにでも有る普通のバナナが他では真似の出来ない別物なバナナに仕上がります。
1.同じ製品や材料を使用しても作り手で大きく品質が変わる
このテレビを見ていて、私はリフォームもまったく同じだと感じました。
どこにでもあるバナナと同じように、多くのリフォーム会社はどの会社でも普通に入手できるTOTO、パナソニック、クリナップ、リクシルと言った製品を使用してリフォームを行います。
その為、完成したリフォームは一見同じように見えるかも知れません。
しかし、よく見てみると、傾き、隙間、固定方法など細かな納まりに差が有ることが分かります。
見える細かな部分に差が有ると言うことは見えない部分の差はもっと大きいはずです。
リフォームは既存の状況に工事の質が大きく影響を受けるのは確かですが、計画や下地を作る段階から問題点を把握し、なるべく良い状況に仕上げるのがリフォーム会社の実力であり、ノウハウです。
例えば同じメーカーの同じキッチンでも下地や配管の状況を十分に検討し出来る限り下準備をし、最善の状態でキッチンをセッティングしたリフォームと何の考えもなく、ただ、キッチンセットを置いただけのリフォームでは、見た目や使い勝手、耐久性、安全性も違ってきますが、見えない部分、例えば配管の取り回しなどではさらに大きな違いが出る可能性があります。
見えない部分の処置対応は本当の意味で誠意と技術的な本質が理解できていないと、おざなりにされる部分で業者の本質的な差が現れてきます。
無理に配管を曲げてみたり、勾配が無いのにそのままキッチンを設置したりすれば、いずれ配管が割れたり、排水不良が起きます。
その事が本当に分かっていればそんな施工は怖くて出来ないし、誠意があればしっかり処置をするはずです。
又、仮に職人さんの知識不足でその様な工事がなされたとしても、リフォーム会社の施工管理体制がしっかりしていればそのような事を見逃さずに、直させることが出来ます。
2.会社の経営姿勢はリフォーム品質と連動している
この様にバナナも一見しただけでは、おいしいいバナナとそうでないバナナの差が分からないのと同様に、リフォームも一見しただけでは分からないかも知れませんが、細かい部分や隠れた部分にその会社の姿勢やノウハウ現れてきます。
このような会社の姿勢、営業や施行管理の人材、職人さんの質などの集合体、すなわち会社の経営姿勢がリフォームの品質になる訳です。
そして、個々の会社に於けるその差は大変大きい為にリフォーム会社の選択によってリフォームの成功失敗が決まるしまうという事になります。
人気のバナナもおいしさの評判が噂となり広がって行ったように、リフォームもやった人の評判を聞けば大凡判断できるはずです。
皆様も良質な情報を十分に収集し、良いリフォーム業者を見つけてください。
尚、会社の経営姿勢は社長により決定します。
どんなに社員や職人さんが良くても社長の考え方、すなわち経営方針が駄目であれば、いずれ良い社員も職人さんもその会社を去ることになるでしょう。
良い会社は良い経営方針が有るから失敗しません。駄目な会社は悪い経営方針だから失敗します。
その為に失敗する業者は会社の体質を改善しない限り毎回同じような失敗を繰り返します。そして、経営体質は社長が変わらない限り変わりません。
最後までお読み頂きありがとうございました。
2級建築士
一級管工事施工管理技士
マンションリフォームマネージャー
代表取締役 常田 豊
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