安いリフォームは本当にお得でしょうか? | 横浜 リフォーム 

投稿:常田 豊

安いリフォームは本当にお得でしょうか? | 港南区 アリキリ 



皆さんに質問です。


何か物を買う時、皆さんはどんな

買い方をしますか?

以下から選んでみて下さい。


タイプ1.どんな物でも一番安い物を買う。

タイプ2.どんな物でも一番高い物を買う。

タイプ3.自分の好みの物ならどんなに高くても買う

タイプ4.自分の好みと、懐具合を考えて買う。

タイプ5.どんな物でも『中の上』の物を買う


どうでしょうか、皆さんはどのタイプに

入りますか?


ちなみに一番多いのがタイプ4、

その次がタイプ5だそうです。


タイプ1の人は間違いなく失敗リフォームを

経験出来るタイプです。


こちらは『安物買いの銭失い』

格言通りの方です。


リフォームは量産される商品と違い現場で

職人さんが手作業で作って行きます。


その為、工場製品の様なコストダウンが出来ません。


メーカー品のキッチンでも、ユニットバスでも

最後は職人さんが現場で組み立てます。


それ故

”コストの削減は工事の質の低下に直結”

してしまいます。


いくら、営業の人が安くて良い物を作りますと

熱心に叫んでも、”仕組みがそうはなっていません”。


”得したと思った事が実は大損をする事”

になるのです。


10万円安いからと選んだ業者の手抜き工事を

直すのに60万円掛かり、結果的に50万円損した。

こんな事はザラに起きています。


”なんでこうした事が起きるのか?”

”どうすれば防げるのか?”

ここがポイントです。


評論家ではない建築技術屋の私が

本当の事を分かり易く書きました。


港南区や近隣区の方は、当社にご相談下さい。

遠方の方はこのブログでリフォーム業界の


仕組みを良く知って頂き、失敗リフォームの

被害者にならないよう注意して下さい。



《内容》

1.リフォームの業務の仕組みを知る

2.施工管理者と職人さんとの役割を知る

3.リフォームの価格の仕組みを知る

4.失敗リフォームの問題の構造を知る

5.最後の頼りは人間性


しっかりご理解頂き、失敗リフォームに

巻き込まれないようにしましょう。。





1.リフォームの業務の仕組みを知る・・・


一般に建築では設計事務所が設計やデザインを行い

建築会社が施工を行いますが、


リフォームではリフォーム会社が

”設計とデザインと施工”

の全てを行います。



施工に関しては

”直接の施工は職人さん”が行いますが、

施工計画や品質管理、予算管理などは

”施工管理担当”が行います。


両者は車輪の両輪のように互いが

しっかり仕事をしないと上手く行きません。


施工管理は受注した物件で会社が

目指している利益をひねり出し、


且つ、品質も落とさないようにする

大変大事な仕事を行っています。


職人さんへの発注価格を含め、

”現場の出来具合の元締”とも云える

重要な存在です。





2.施工管理者と職人さんとの役割を知る・・・


”施工管理者は工事の指示を出し”

”職人さんはその指示に従って

作業を行います”。


職人さんの作業が終わると、

施工管理者が”作業の確認”を行います。


この繰り返しで作業が進んで行きます。


作業は以下の様な細かな

分業になっています。


・木工事を行う大工さん

・給排水など設備工事を行う設備屋さん

・電気工事の電気屋さん

・クロス張りの内装屋さん

・塗装屋さん、・サッシ屋さん、

・建具屋さん ・エクステリ屋さん

・板金屋さん ・屋根屋さん ・防水屋さん

・足場屋さん ・解体屋さん ・床やさん


こうした多くの職人さん達を適時に

現場に入れて、間違いないように


作業を進めるのが施工管理者の

仕事です。


職人さんが良くても施工管理者が

ダメだと仕事のやり直しが起きたり、

仕上がりが悪くなったりします。


現場全体の納まりの善し悪しは

施工管理担当によります。


細部の納まりは職人さんによる

と考えてかまいません。


不思議・・・いや当たり前かも知れませんが

善い会社には良い施工管理がいて、

良い職人さんが集まるものです。





3.リフォームの価格の仕組みを知る・・・


リフォームの価格の構成は


1)商品

2)工事費

3)施工管理費など経費


の3つの部分から出来ています。


『商品』


有名メーカー品であればどこで

購入しても同じ物が納入されます。


一般には見積では30%~55%位値引くのが

当たり前になっています。


同じメーカーでも商品が変わると

一般的に値引き率も変わる。


値引率はどのメーカーを良く扱っているか

その会社の得意不得意により決まってきます。


『工事費』


工事費は職人さんの手間です。

職人さんの手間は一日いくらと言う


計算で行う事が多く、5日掛かる

仕事には5日分を払います。


5日掛かる仕事で4日分しか出ていない場合、

職人さんは無理して4日で終わらす事を考えるので、

仕事が雑になります。


例え、システムキッチンやユニットバスなどの

有名メーカーの品でも、”現場の職人さんの腕に

よって品質に大きな差が出ます”





『施工管理費など経費』


施工管理費の多くは現場監督者の

給料です。


リフォームは金額が小さい割に、

管理に手間暇が掛かる仕事ですが


限度超えた安い価格で受注をすると

施工管理に当てる費用が少なくなり、

現場の管理がしっかり出来なくなります。


具体的には現場に行く回数が少なすぎて

職人さん任せになります。

 



4.失敗リフォームの問題の構造を知る・・・


現在のリフォーム業界は情けないことに

本当に質の悪い工事が横行しています。


私の会社に相談に来る時には既に

失敗リフォームの被害を受けている訳で


出来れば被害を受ける前に当社に

相談して欲しいと本当に思います。


リフォームがきちんと出来ない原因は

以下の二つです。


①会社に良い仕事を『やる気がない』。

②会社に良い仕事をやれる『実力が無い』。


①の会社は最初から良い仕事を行う気がないので、

安くして簡単に仕事を取って行きます。


彼らにとって重要な事はさっさと仕事を取って

手間暇(コスト)を掛けないで簡単に終わらす事です。


はじめからクレームになる事もわかっていて

逃げ通す気でいるのです。


だから、クレームを言っても誠実に

直す事はありません。



②の会社は、経験が少ない、知識が無い

職人さんも良い職人がいない、と言うような

会社です。


例えば、左官屋さんに知り合いが無いので

大工さんに左官仕事をやらせて失敗した

などです。


こちらのケースでは悪気は無くても、結果は

失敗リフォームを作ってしまいます。


又、デザイン系のリフォーム会社で

施工管理の経験の無い女性が管理を

行う場合もこうした可能性があります。


アリとキリギリスは、名前に依らず本格的な

施工管理の出来る硬派なリフォーム会社です。





5.最後の頼りは人間性・・・


情報化時代とか言ってネットで何でも

情報が取れるようですが、本当に

欲しい情報はなかなか取れません。


結局、本人に会って目を見て、生の話を聞いて、

始めてその担当者や会社の本当の

姿がわかります。



一生の間で必要なリフォーム費用は大変大きく

戸建て住宅では1800万円以上マンションでも

800万円以上のリフォーム総費用が必要になります。


*一生に必要な住宅維持管理費の詳細


この大きな費用を、『失敗しない、欺されない』で

お使い頂く為には、信頼出来る業者と知り合う事です。

安心出来る業者と付き合う事が一番の解決策です。



今のリフォーム業界には、ブラック企業までは

行かないくても、グレーの会社は大小問わず

たくさん有りそうです。


グレーの業者はいくらでも、

見えない部分で手を抜きます。


残念ながら、リフォーム業界がまだそんな

レベルなんです。


相見積をさせて業者に安く

受注させる事が良い事だと

云うような世間の風潮も問題ですが


この風潮に乗って出来もしない安値で

仕事を受注し、問題リフォームを

垂れ流している業者も罪作りです。


一生に数回しかない大金を掛けた

夢のリフォームが一瞬で悩みの種に

変わらないよう皆さん真剣に業者を選んで下さい。



一級管工事施工管理技士

2級建築士

マンションリフォームマネージャー

(株)アリとキリギリス

代表取締役 常田 豊








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