初めてのトイレリフォーム
・・・ここがトイレリフォームのポイント・・・
今年は女性の方にも読んで頂けるような、わかりやすくてお役に立てるブログをたくさん書く事を目標にします。
なるべくメーカーの資料や雑誌に無いリフォーム会社ならではの生の情報をお伝えしたいと思います。
今回はトイレリフォームです。
≪目次≫
1.節水・・・
2.軟便や軽い物には弱い様です・・・
3.マンシション用と戸建て用の違い・・・
4.組み合わせトイレ・・・
5.一体式トイレ・・・
6.タンクレストイレ・・・
7.洗浄便座・・・
8.手洗い付きと手洗い無し、どう選びますか・・・
9.トイレの寿命・・・
10.トイレの内装工事・・・
11.手すりの件・・・
12.扉は内開きにする事・・・
13.その他・・・
1.節水・・・
先日ラジオのニュースで伝えていましたがいよいよ日本でも水不足が問題なる・・・と言う内容でした。
以前のトイレの水の使用量は大で10~13㍑位でしたが現在は多くの節水便器は4.8㍑が位です。
以前の約4割くらいの量で流せると言う事です。4.8㍑のトイレが始めて出た時、本当に流れるのか
心配で会社の便器を変えた覚えがあります。
私の自宅の便器は最新式では無いので水量は8㍑くらいだと思うのですが、汚物の流れの様子を比べても特に問題はないように思えます。
家庭での水道使用量はトイレが一番だそうです。かなり料金が安くなるのでは無いでしょうか。
2.軟便や軽い物には弱い様です・・・
浮遊汚物というらしいですが、流すとバラバラになり水面に浮いてしまうような汚物は流した後に残る事が有るようです。
トイレットペーパーも水を含まない状態で流すと吸い込まれないことが有りますが、あれと同じ状況が起こります。
4.8㍑節水便器は感じとして、以前より流す力が少し弱いような気もしますが、実用上は問題ないと思います。
余談になりますが、トイレットペーパーを立てて水につかる状態で捨てると、空気が入らないので素直に排水に飲み込まれてゆきます。ちょっと試してみてください。
3.マンシション用と戸建て用の違い・・・
便器の排便方式は2種類有ります。床に排水管が有る方式と壁に排水管が有る方式です。
マンションは構造上壁方式が多いようです。性能的にはあまり変わりはありません。
昔の床配管方式は便器と配管の接続部分が不完全で汚水が染み出ることが良くありましたが今は接続方法が改善され大変良くなりました。
ご自宅のトイレの床がなんとなく湿っぽく、悪臭が有るようでしたらトイレをリフォームすると改善されるかも知れません。
4.組み合わせトイレ・・・
一般によく見るタイプの便器です。便器部分、タンク部分と便座部分で構成されています。
比較的構造が簡単でタンク内の装置が壊れても簡単に修理が出来、なにより洗浄便座がこわれても便座だけの交換が出来るので私はお奨めです。
5.一体式トイレ・・・
写真の手洗い付き一体式トイレはTOTOのGG-800トイレです。
一体式というのは便器部分とタンク、便座部分が一つの商品になっています。その為に洗浄便座が壊れた時には、修理か便器全体の交換になります。
6.タンクレストイレ・・・
タンクレストイレは文字通りタンクがありません。基本的には水道の水圧で流すのですがマンションなど水圧の弱いところではポンプで加圧して強い水流を作ります。
写真の様にデザインがシンプルですばらしいです。
基本的に手洗いは付いていません。どうしてもという方の為に販売はされていますが、せっかくのデザインが死んでしまいます。こちらも一体式トイレと同様便座のみの交換が出来ない商品が多いようです。
7.洗浄便座・・・
洗浄便座はほほ90%以上のお客様に採用されている大ヒット商品です。私も現在のTOTOアプリコットで5代目になると思います。交換の度に進歩して行くのを楽しみにしています。
一番変わったのはサイドに付いていた温水タンクが無くなった事とノズルをはじめ各部の汚れが付き難くお掃除がし易くなった点です。
以前のTOTO SシリーズからTOTOアプリコットに変えて一年くらいですが、テレビCMでビッグベンリトルベンが云っているように、除菌水の効果かノズルも便器も以前より汚れが少なくなった感じがしています。
TOTO Sシリーズ洗浄便座は貯湯式で貯湯量が少ない為に冬場は温水切れで水が出て来ます。
それに比べ瞬間給湯式で温水温度が一定以下に下がる事なく連続使用の出来るアプリコットは私はお奨めです。
但し、電気容量が大きくなるので、電子レンジなどとの同時使用は少し注意が必要です。
ちなみに、使用後は必ず便フタを閉めてください放熱が抑えられ省エネになります。
8.手洗い付きと手洗い無し、どう選びますか・・・
タンクレス以外は手洗い付きと手洗い無しが販売されています。どちらでもご希望の物が選べますが、あまりはっきりした基準はないようで、好みや『今までも手洗いがあったから』などの理由で選ばれているようです。
結論付けるのは難しいようなのでメリット・デメリットを挙げてみましたので参考にして下さい。
『手洗い有りのメリット・デメリット』
・トイレ内に手洗い器がなくても手が洗える。
・手洗いの水が無駄にならない。
・機器の価格が少し高くなる。
・手洗い回りが汚れる。
・タオル掛けが必要。
・タンクの手洗いは使いにくい。
『手洗い無しのメリット・デメリット』
・タンク回りがスッキリしていて掃除がし易い。
・タンクの手洗い回りの水跳ね汚れがない。
などがあげられます。
9.トイレの寿命・・・
トイレの全体寿命は25年~30年位です。内部金具と言われている部品の一部は5年位で交換が必要です。
洗浄便座は家電品と同じで寿命は8~10年になります。
上記の様に、便器本体と洗浄便座の寿命が違う為に本体交換までの間に便座は何回か交換する事になります。
上記の点では温水便座の交換が容易に出来る『組み合わせ便器』は一体型便器に比べ優れているという事が出来ます。
*(組み合わせ便器とはタンクと便器を組み合わせる一般的な便器の事)
10.トイレの内装工事・・・
20年以上が経過して便器を交換する際には内装リフォームも必ず一緒に行いましょう。
内装を後から行うと出来栄えも床の防水性能もよくできません。内装のリフォーム費用は5万円程度とリフォーム費用としては小さい方ですし気分転換にもなります。
尚、トイレの内装は居室と違って柄物を積極的に使っても面白いです。ご自分のセンスでクロスなど少し大胆なものを選んで楽しんでみてはいかがでしょうか。
11.手すりの件・・・
トイレは一度リフォームすると、次は25~30年後になります。その間に年齢的に手すりが必要に成る可能性があれば、取り付けましょう。どうしても今取り付ける事に抵抗が有るようでしたら、取り付け位置を想定して、その壁面の下地をを12㎜ベニヤにしておく方法もあります。手すりは下地の準備がないと簡単には取付きません。
12.扉は内開きにする事・・・
現在ドアが内開きのようでしたら、ドアを交換して外開きにしましょう。
内開きドアは内で倒れたりした時に倒れた人間が障害になりドアを開けられ事が起きます。
救急処置では一分一秒が生死の分かれ道になります。
該当の方は是非ご検討下さい。
13.その他・・・
●置き型の洗剤に注意
手洗い付きタンク部分に置く洗浄剤が有ります。故障と言う事で伺ったお宅で実は洗浄剤がタンク内に流れ込んだ事が原因の故障を何度か見ています。上記のタイプの洗浄剤の使用は避けた方がよいと思います。
●段差の解消
トイレ側の床の下がっていたり、上がっていたり又はドア部分上がっていたり、段差の有るトイレを良く見かけます。
状況によっては出来ない場合もありますが段差が解消出来る場合も多く有ります。気になるようでしたら、相談して下さい。
一級管工事施工管理技士
2級建築士
マンションリフォームマネージャー
アリキリリフォーム(株)
代表取締役 常田 豊
記事タグ:橫浜リフォーム|初めてのトイレリフォーム|港南区 アリキリリフォーム
-
営業エリア:横浜市 / 港南区・栄区・南区・戸塚区・磯子区・金沢区・泉区・旭区・保土ケ谷区
当社はきめ細やかな対応を営業方針としており、概ね30分~40分以内のエリアに限らせて頂いております。詳しくはお問い合わせください。 リフォームのご相談はメール・お電話にて事前にご予約をお願いいたします。ご相談申込みページ -
営業時間:9:00~17:30 電話受付17:00まで お客様専用:0120-414-065 定休日:日曜日・祭日・第2、第4土曜日 (Arikiri働き方改革)