「子どもが大きくなったから間取りを変更したい」
「和室を撤去してリビングを広くしたい」
このように考えてはいませんか？
購入したときには気に入っていた間取りも、環境や好みの変化によって「ちょっと違うな」と思うようになるものです。そんなときには間仕切り壁を設置したり、あるいは撤去したりするリフォームを実施することで、間取り変更が可能です。
とはいうものの、マンションは戸建てよりも制約が多いといわれており、どのような間取り変更ができるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マンションで実施できる間取り変更リフォームの内容や気になる費用相場、実施時の注意点などを紹介します。アリキリリフォームで実際におこなった間取り変更リフォームの事例も紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
●マンションリフォームで実施できる間取り変更とは？
まずは、マンションでは、どのような間取り変更リフォームができるのか、ニーズ別に紹介します。
・ライフステージの変化に対応
間取り変更は、ライフステージの変化に応じておこなうと、そのときにベストな住空間を実現できます。
たとえば出産時には、キッチンの壁を取り払い対面キッチンにすることで、子どもの様子を見守りながら家事を進められるようになります。子どもが成長したら、子ども部屋の中に間仕切り壁を立て、個室を用意してあげましょう。
子どもが成長して家を出たあとは、子ども部屋を活用する間取り変更を検討します。壁を取り払って隣の部屋と1つにすれば、広々とした開放的な空間を確保できます。
自身が年を取ってきたときには、老後の暮らしやすさを考慮して、トイレの近くに寝室を移動する、あわせて段差を解消するといった、介護やバリアフリーを意識した間取り変更を検討しましょう。キッチンから見える場所に寝室を配置するなど、どこにいても互いの存在を感じられるような間取りにするのもおすすめです。
・部屋を広くしたい・仕切りたいといったニーズに対応
環境や好みが変化したことで、間取りを変更したい場合もあります。
たとえばリビングの横にある和室がなんとなく使いづらく、撤去して広いリビングにしたいといった間取り変更のご依頼はとても多く寄せられます。空間が広がることで開放感を得られるうえ、採光性や風通しも良くなるので、おすすめしたい間取り変更リフォームのひとつです。
またリモートワークを導入する企業が増えたことから、在宅勤務に適した環境を整えるために、リビングや寝室の一部を仕切り、仕事部屋を作りたいと考える人も増えてきました。
このように、間取り変更リフォームをおこなうと、そのときどきの「理想の住空間」を手に入れることができるのです。
●マンションリフォーム 間取り変更の価格/費用相場
間取り変更リフォームをおこなうと、自身が理想としている住空間を手に入れられますが、どれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。ここではマンションで間取り変更リフォームするときにかかる費用の相場をご紹介します。
・造作をすべて解体して行う間取り変更
構造部分だけを残して内装をすべて撤去し、ゼロから新しく部屋を作り上げる間取り変更は、既存の間取りにとらわれずまったく新しい間取りに変更できます。
このような間取り変更リフォームの場合、マンションの広さにもよりますが、総額で300万〜500万円程度が相場です。
・既存部分を有効活用した間取り変更
マンションの既存の間取りを生かしたまま、一部の間仕切り壁を撤去したり、新たに間仕切り壁を立てたりする間取り変更リフォームは、100万〜200万円程度でおこなえます。
リビング横の和室を撤去し、リビングと一体化させて3LDKを2LDKにするといったリフォームや、子ども部屋を2部屋に分けるといったリフォームが該当します。
●マンションリフォーム 間取り変更の施工事例
ここからは、弊社が実施した間取り変更リフォームの施工事例をご紹介します。どのように間取り変更しようか検討している方は、ぜひご参考にしてください。
●和室1間を子ども部屋2部屋に分割リフォーム
施工期間：2週間
費用：150万円
押し入れを撤去した6畳の和室の中間に間仕切り壁を立て、洋室2間の子ども部屋にするリフォームをおこないました。
それぞれの部屋には、明かりを取り入れるために室内窓を取り付ける工夫をしています。
施工事例はこちら
●キッチン・居室を1部屋に、居室とサンルームを1部屋に広々リフォーム
施工期間：約2か月
費用：650万円
キッチンの横にあった6畳の居室との間にあった壁を撤去し、広々としたLDKへとリフォームしました。
さらにサンルームがついていた居室も間の間仕切り壁を取り払い、ワンルームにすることで広々とした空間に変身。LDとの間は壁を立てずに引き戸で区切ったので、開け放つとサンルームからの日が差し込む明るく開放的な空間が広がります。
施工事例はこちら
●2LDK→3LDKに変更リフォーム
施工期間：約1か月
費用：300万円
リビングダイニングとなっていた空間に間仕切り建具を取り付け、2LDKから3LDKに間取り変更し、部屋数を増やしました。完全に壁にせず、可動式の引き戸で仕切ったことで、開放感を残したまま部屋を分けるのに成功しています。
施工事例はこちら
●マンションリフォーム 間取り変更の注意点・ポイント
マンションで間取り変更リフォームをするときに押さえておくべき注意点やポイントを紹介します。
・マンションの構造により、好みの間取りにできるとは限らない
マンションの構造には、壁で建物を支える「壁式構造」と、柱と梁で支える「ラーメン構造」の2種類があります。
間取り変更を検討しているマンションが「壁式構造」の場合、壁を抜いてしまうと建物全体のバランスが崩れて耐震性が低下する可能性があるため、撤去できない壁があります。そのため「この壁を取り払って1部屋にしたい」と思っても、実現できない可能性がある点には注意しましょう。
さらに水回りについても、古いマンションでは配管が床に埋められているケースがあり、そうすると移動はできません。またそうでなくても、パイプスペースから遠くなりうまく勾配が取れないような場合も、位置変更は難しくなります。
そのため基本的には、水回りの位置は変更しないような間取りを考えることをおすすめします。
・管理規約の確認が必要
マンションでは、管理規約によってリフォームできる範囲や内容が細かに定められていて、許可がおりなければ工事できないのが一般的です。
たとえば水回りの位置変更はそもそも許可されていなかったり、騒音の観点からカーペットからフローリングへの変更はできなかったりするケースがあります。またフローリングに変更できる場合でも、使用できるフローリングの遮音等級が決められていることがほとんどです。
そのためまずは、管理規約を確認し、どのようなリフォームが可能なのかを事前に調べることが大切です。リフォームを依頼する予定をしている業者に内容を確認してもらい、どのような間取りにしたいのかを伝えたうえで、できるだけ理想に近いプランを立ててもらうと良いでしょう。
・可動間仕切りでの分割も検討する
部屋を間仕切って分けるリフォームをするときには、可動間仕切りでの分割を検討するのもおすすめです。
完全に壁を立ててドアを立てると個室感はありますが、柔軟性には乏しくなります。その点可動間仕切りを使用すると、部屋を分けたいときだけ仕切れるので、普段は開放的な空間を維持できるのがポイントです。
来客があったときだけ間仕切って客間にする、リモートワークの日だけ仕事部屋にするなど、いろいろな使い方ができるので部屋の用途が広がります。
・部屋を分割する場合は採光・風通し・空調を考慮
部屋を分割するときには、分けたあとの各部屋の採光や風通し、空調なども考慮しておきましょう。
とくに外窓が1つしかない部屋を分割すると、片方には窓がなくなってしまいます。戸建てであれば窓を増やすこともできますが、マンションでは外壁は共用部分に該当するためできません。
窓がなければ採光はもちろん風通しも悪くなるので、室内窓の設置や空調を検討することになるでしょう。そうすると空調の配管の処理まで考えて、リフォームプランを立てる必要があります。
このようなプラン立ては、マンションのリフォームを得意としている業者に相談すると、良い解決策を提案してくれます。そのためマンションの間取り変更リフォームは、経験豊富な業者を選ぶことが大切です。
【まとめ】 マンションの間取り変更により理想の住空間へ
子どもが産まれた、あるいは独立したなどのライフイベントは、間取り変更を考える良いタイミングです。間取りを変更すれば、今のライフスタイルにあった理想の住空間を手に入れられます。
しかしマンションの間取り変更は、戸建てと違っていろいろな制約があります。そのため間取り変更リフォームを検討するときには、マンションのリフォームの経験豊富な業者に依頼することが大切です。
■横浜にお住いの方はアリキリリフォーム
アリキリリフォームでは、横浜市のマンションリフォームのご相談を承っております。お客様のお話をお聞きしたうえで、リフォーム歴30年の豊富な経験に基づき可能な限り理想をかなえるリフォームプランをご提案いたします。
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なおアリキリリフォームでは、きめ細かに対応するため、横浜市内でも自社からおおむね30分以内となる以下のエリアのみに対応範囲を限定しております。エリア外の皆様には大変申し訳ございませんが、ご理解いただけると幸いです。
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